将来を明確に!キャリアデザインの意味と書き方を解説
キャリアデザインの意味は?目的&メリットは?という疑問をお持ちではないですか。そこでこの記事では、キャリアデザインについて解説しています。重要なポイントだけを厳選して紹介しているので、「ざっくり教えて!」という方は、気軽に読んでみてください。
キャリアデザインとは?
キャリアデザインとは、自分の人生の理想をイメージして、その理想を実現するためのプランを設計することです。
たとえば世界中を旅しながらITエンジニアとして生きている自分が人生の理想だとします。そういったときに「どうやってプログラミングを習得するのか?」や「どこでITエンジニアとしての知名度を上げるのか?」といったライフプランを設計することを意味します。
キャリアデザインで大切なことは、主体的にプランニングしていくことです。会社の指示でとか、家族の意向でというのではなく、自分の意志で「将来の自分」について真剣に考えていくことがポイントです。
数年前までほとんどの人が「聞いたことがない」と答えていたキャリアデザイン。今日では、大学にキャリアデザイン学科があるほど認知度が上がってきました。成功者の多くがキャリアデザインを行っているという話を皮切りに、自分の個性を最大限生かすため、職場で成果を出すためにキャリアデザインを行う人が増えています。
キャリアデザインの目的
キャリアデザインの目的を3つご紹介します。目標があると頑張れます。
キャリアデザインの目的①自己実現のため
キャリアデザインの目的の一つ目は、自己実現のためです。自己実現とは「どうであったら自分らしくいられるか」とか「どういう自分でありたいか」といったようなニュアンスです。一言で言うと「幸せとは」みたいなことです。幸せな自分をイメージして、そこに向かって突き進んでいくと自己実現できるからです。
キャリアデザインの目的②世の中の変化に対応するため
キャリアデザインの目的の二つ目は、世の中の変化に対応するためです。人生は100年時代です。今までは学業→就職→老後の3ステップで人生を終えることができました。
しかし世の中は変わりました。終身雇用や年功序列は崩壊し、医療機器の発達で平均寿命が延び、産業革命に似たIT革命で従来の仕事がなくなる時代です。
累計発行部数300万部を突破した大ヒットセラー「LIFE SHIFT」を読まれた方なら、ピンとくる話ではないでしょうか。そんな移ろいやすい時代の中で生きていくには?そこで出てきた概念が〝キャリアデザイン〟というわけです。
キャリアデザインの目的③モチベーションの向上
もし社員がキャリアデザインを持てずにいると、仕事に対するモチベーションが下がります。そうなると会社の業績が悪化し、離職率が高くなります。
そういった事態を未然に防ぐため、社員のキャリアデザインを企業が率先して支援するという動きがあります。社員それぞれが自分のキャリア構築に積極的になると、組織全体が活性化し業績が伸びます。また今後の人選の参考になるというメリットもあります。
キャリアデザインを行うメリット
千里の道も一歩よりです。キャリアデザインを行うメリットを3つご紹介します。
キャリアデザインを行うメリット①幸せを感じる
人は目標がないと幸せを感じることができません。想像してみてください。大学受験の合格発表のことを。誰もが喜びを感じる瞬間ですよね。江頭2:50さんのように飛び跳ねて喜んでいる人は、物凄く勉強したんだろうなって勝手に思っています。
なんで嬉しいのか?「合格する!」という目標があったからです。目標に向かって頑張ったからです。自動的に進級しても嬉しくありません。「キャリアデザイン」という目標があるからこそ幸せを感じることができます。
キャリアデザインを行うメリット②具体的な行動が見えてくる
キャリアデザインを具体的に設計することで、具体的な行動が見えてきます。
たとえば「エンジニアになる」という目標を立てたとき。目標が漠然としているので、具体的な行動が見えてきません。どんなエンジニアになるのか?ITエンジニア or アプリ開発のエンジニア。どこで働くのか?フリーのエンジニア or Google社員としてエンジニア。
反対に目標が具体的だと、具体的な行動が見えてきます。
キャリアデザインを行うメリット③将来の仕事に対するリスクヘッジ
産業革命に似たIT革命により、これからどんどん仕事が減っていくと示唆されています。
産業革命後、今まで人間がしていた仕事を機械がするようになりました。わかりやすい例が綿織物の作り方です。産業革命以前は人間が作っていた綿織物ですが、産業革命後は機械が作るようになりました。綿織物職人の働き口は激減です。
こう聞くと「え?仕事なくなるの?こわい…。」と感じる人がいますが大丈夫です。産業革命後、減った仕事より増えた仕事のほうが多いので。
ですがテクノロジーの発展により、今まで需要のあった仕事が減るのは目に見えています。たとえばタクシードライバー。現に、Uberという企業が展開した配車サービス事業で、海外のタクシー業界は仕組みが変わりました。
5Gの自動運転技術により、トラックドライバー不要の時代が数年後に…なんて未来が来るかもしれません。キャリアデザインを持っていると、業界の動向に意識が向かうようになり、未来の仕事について考えられるようになれます。
キャリアデザインの書き方
「説明はいいから早く書き方を教えてよ!」という方、おまたせしました。ポイントを3つに絞って、キャリアデザインの書き方をご紹介します。
キャリアデザインの書き方①「経験・性格・目標」などを記入
キャリア設計シートに「経験・性格・目標」などを記入します。たとえばプログラミングスクールでプログラミングを学んだとか、内向的な性格などを書き出して自己分析しましょう。
・過去の経験
企業名&職務内容を具体的に記載する。
(例)○○不動産(株)でマンションの販売員
・スキル・資格
持っているスキルや資格をなどを記載する。
(例):宅地建物取引士、不動産コンサルティング技能士
・自分の性格
自己の性格を事細かに記載する。
(例):外交的な性格でセールストークが得意
キャリアデザインの書き方②将来像に近づくステップを連想
理想の自分に近づくステップを明確にしていきます。たとえば昇進でキャリアアップ or 転職でキャリアアップ。どういった方向に進みたいのか、どこを目標とするのかといったことです。1年後、2年後、5年後と具体的に考えましょう。
(例)5年後までの目標
1年後:営業成績1位を最低2回獲得&人脈作り
3年後:営業部長に昇進&人脈作り
5年後:培ってきたスキルと人脈で独立
キャリアデザインの書き方③「結婚・出産・育児」を考慮する
キャリアデザインを設計するときに考慮しておきたいことが「結婚」です。女性であれば出産の期間、性別問わず育児中はキャリアを築くのが難しいからです。
子供がいると子供に時間を奪われます。悪い言い方になってしまいますが、理想の自分を目指すうえで子供は障害です。たとえばオリンピックで金メダルを目指している女性は絶対に避妊します。
「結婚」という出来事を考えないでキャリアデザインを設計してしまうと、結婚後に計画が頓挫します。
キャリアデザインまとめ
いかがでしたか。キャリアデザインの意味やポイントについて、大雑把に説明しましたが伝わったでしょうか。理想の自分を目指すうえで必要不可欠なキャリアデザイン。人生一度きり。自分の人生について熟考し真剣にプランニングしてみてはどうでしょうか。
この記事のライター
松田佳祐
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