そのまま使える！無料の出金伝票テンプレート5選

「伝票」とは金銭のやり取りを記録した書類を指します。

どうやって活用するのかというと、まず第一に伝票を保管・管理し、取引の証拠として活用します。

他にも伝票を元に帳簿に取引内容を転記するために活用しますが、これを「伝票制」といいます。

適切な決算や確定申告を行うには、取引内容を正確に記録していくことが不可欠です。

そのため、帳簿に記録していくのに必要な伝票は重要な書類ということができます。

「出金伝票」とは商品やサービスを購入して、金銭を支払ったときに作成する伝票を指します。

「レシート」は相手方が作成してくれる出金伝票と考えることができますが、バスや電車、自動販売機などでは発行してくれないことが多いです。

レシートが発行されないときや食事会をしたときの割り勘といった場面で出金伝票を作成してください。

この記事では出金伝票について、くわしく解説していきます。

注意していただきたいのが単なる日付ではなく、「取引日」ということ。

他の書類では「作成日」を記載することが多いですが、出金伝票は支出をした取引を記録するためのものなので、「取引日」を記載します。

取引の大まかな分類を示すための勘定科目を記載します。

例えば、バスや電車での移動にかかった支出には「交通費」に、取引先との飲み会があったときは「交際費」などの勘定科目になります。

ただし、勘定科目はそれぞれの会社で異なることも多いので、経理に確認してから勘定科目を記入してください。

支払金額を記載しますが、金額の記載がなければ帳簿に入力ができなくなってしまいます。

詳細な取引の内容を記載します。

先程の勘定科目の例でいうと、摘要が「東京駅-新宿駅電車代」なら「交通費」、「株式会社A接待」なら勘定科目は「交際費」となります。

各取引を合計した総合計を記載しましょう。

例えば、「東京駅-新宿駅」を往復したら電車賃が行きと帰りでかかるので、その分を合計します。

どこに支払ったのかも重要な情報です。

税務調査を行う際に、本当に取引があったのか確認のために活用することがあります。

以上で出金伝票の記載項目についての解説を終了しますが、応用すれば他の伝票も同様に作成できますのでお試しください。

こちらに無料でダウンロードできるエクセル形式の出金伝票を5つ用意させてもらいました。

他のサイトにも無料でダウンロードできるテンプレートはありますが、会員登録が必要なものが多く、手間がかかったり情報流出が怖かったりします。

しかし、この記事ではGoogleドライブからダウンロードできるので会員登録不要ですぐに利用可能。

ダウンロード後はご自由に編集してしまって構いませんので、ぜひご活用ください。

一度に2枚の出金伝票を作成できるテンプレートです。

SUM関数が使われていないので、各記載項目をパソコンで入力して印刷するというよりは、印刷後に手書きしたほうが使い勝手が良いかもしれませんね。

切り取り線もあるので、ストックしておけばすぐに利用することもできます。

「エクセルで使える無料の出金伝票テンプレート①」では各項目に色がついていましたが、②にはついていません。

一度に4枚の出金伝票を作成できるテンプレートです。

こちらの特徴は支払手段の「内訳」を記載できること。

例えば、100万円の支払いのうち、全額現金で支払ったのか、それとも一部を売掛金と相殺したのかといった情報を示すことができます。

取引先同士なら売掛金や買掛金で相殺した取引を行うのは一般的なので、活用する場面も多いと思います。

今までのテンプレートが横型だったのに対して、「エクセルで使える無料の出金伝票④」ではどちらかというと縦型に活用できます。

縦型に出金伝票を作成できるので、その分取引の内容を多く記載したり、横型との出金伝票との差別化を図ることができます。

エクセルで使える無料の出金伝票テンプレート④と似ているテンプレートです。

「伝票」と「伝票制」について解説後、出金伝票の記載項目についてまとめました。

出金伝票の記載項目といっても、他の伝票も同じように記載すればいいので、応用が効きます。

無料でダウンロードできる出金伝票のテンプレートも用意させてもらいましたので、ダウンロード後はご自由にご活用ください。