おすすめの飲食店看板の種類7選!看板設置に注意すべき点は?
飲食店の看板は大切な集客ツールです。 お客さまを毎日10人増やし、1,000円ずつ注文してもらうことで、年間365万円の売上を増やすことが期待できます。 そのためには、どんな看板が良いのか、飲食店のオーナーなら知っておくべき内容を網羅しています。
目次
飲食店の看板の役割は?
レストランや居酒屋、カフェなどの飲食店において、看板の役割は通行人にお店の存在を知らせるだけのものではありません。
「お店の存在を知ってもらうため」
「お店に興味を持ってもらうため」
「お店の印象を持ってもらうため」
「お店で注文してもらうため」
この4つを果たすために看板があります。
とくに大切なのは「お店で注文してもらう」こと。
たとえば、通行人10人がそれぞれ1,000円ずつ利用することで、1日の売上が1万円、1年で365万円UPします。
集客ツールとして看板が大切な役割を果たしていることがわかると思います。
では、集客のために看板を設置するにあたり、飲食店オーナーなら知っておきたい情報にはどういったものがあるのでしょうか?
簡単にまとめてみました。
飲食店看板使用料は必要?
看板を設置するにあたり、家賃とは別に「看板使用料」を支払わなけらばならないことがありますが、支払いが不要なこともあります。
あらかじめ不動産会社と契約内容を確認しておくべきです。
飲食店看板を使用する際の注意点
どんな看板を出したいのか、考える前に注意が必要です。
地域やオーナーによっては、景観などの観点から設置に規制を受けたり、看板の種類に制限がかかることがあるため、あらかじめ調べたり、問い合わせをしなければなりません。
飲食店看板を使用する際の注意点①看板設置可能エリアか
自治体が景観や安全管理を保つために、屋外広告物に制限をかけている地域があります。
看板の種類を規制していたり、そもそも屋外広告物を禁止していることも・・・。
あらかじめ都道府県や市町村のHPから「屋外広告物条例ガイドライン」の内容を熟知しておく必要があります。
飲食店看板を使用する際の注意点②看板の種類を制限されていないか
物件オーナーさんや大家さんによっても、看板の種類に制限をかけている場合があります。
建物が傷まないように施工の方法に制限をかけたり、街の雰囲気と一致する、おしゃれなデザインかどうか、厳しくチェックされる場合も・・・。
もちろん、集客に協力的で自由に看板を設置させてくれるオーナーさんもいますので、事前に「どこに」「どのような」看板を出すことができるのか確認しましょう。
おすすめの飲食店看板デザインの種類7選
通行人に「魅力的なお店」と伝えるために、お店の雰囲気や看板にかけるコスト、設置できる看板の条件などを勘案して、デザインを決めていく必要があります。
ここでは、主要な看板の種類7つを紹介させてもらいます。
おすすめの飲食店看板デザインの種類の画像①腐食看板
客単価が高いお店など、高級感を伝えたいお店におすすめです。
ステンレスや銅などの金属を薬品で腐食させて作成するため、メンテナンスに手間がかかることがありますが、伸縮が少なく、おしゃれなデザインで、長いあいだ高級感を保つことができます。
おすすめの飲食店看板デザインの種類の画像②手書き看板
手書きによる暖かみやラフさを演出したいバルなどに最適です。
データ化した手書きのデザインを印刷して作成することもありますが、どちらも手書きのタッチを出すことができます。
色あせても、同じように手書きで修復することができるので、メンテナンスしやすい看板と言えるでしょう。
ブラックボードに書いた看板も話題です。
おすすめの飲食店看板デザインの種類の画像③電飾・ネオン看板・電子看板
深夜営業でも目立つ看板を設置したいならコレ。
置型看板、袖看板など多くの種類で実現できますし、周りが暗い立地なら、遠くからでも目立つように。
SNSのコンテンツを表示できる電子看板も集客に大きな効果を発揮します。
おすすめの飲食店看板デザインの種類の画像④アイアン看板
イタリアンやフレンチなど、おしゃれなヨーロッパの雰囲気を伝えたいときに最適な看板です。
アイアン(鉄)を叩いて曲げるため、デザインに制限がかかることがありますが、その美しい曲面と重厚感が特徴です。
おしゃれなアンティーク調をにじませたいときにおすすめです。
おすすめの飲食店看板デザインの種類の画像⑤インクジェット看板
コストを抑えた看板を作成したいならコレ。
平面の画像を印刷して貼り付けるだけなので、コストを抑えることができ、気軽に交換ができるのが人気の理由。
しかし、変色が起きやすいため、加工していても3年ほどで色が飛んでしまうことがあることも珍しくありません。
おすすめの飲食店看板デザインの種類の画像⑥木製看板
木の持つ暖かみが欲しい居酒屋や和食料理店などにイチ押しです。
天然素材なので、劣化しやすく、割れてしまうことがありますが、木だからこそ伝わる暖かさは、代えがたいものがあります。
おすすめの飲食店看板デザインの種類の画像⑦立体文字看板
素材を切ったり、厚みをもたせることで、立体的な表現ができる看板です。
夜はライトで照らすと、日中とは違う印象を伝えることができます。
飲食店看板を選ぶポイント
入店するつもりのない通行人だとしても、看板を見て少しでも興味を持ってくれたら、こっちのもの。
ホームページや口コミサイトを検索して後々来店してくれることも。
そのために、「どのような」看板を選ぶべきなのか、「コストパフォーマンス」に優れる看板はどういったものなのか、紹介していきます。
飲食店看板を選ぶポイント①お店の雰囲気に合わせる
お店の魅力(コンセプト)が伝わるよう、看板もお店の雰囲気に統一してください。
看板がお店の第一印象になることも珍しくないので、「どんな印象を与えたいか」考えていきましょう。
先ほどの看板の種類を例に紹介していきます。
①腐食看板
高級感やスタイリッシュさを印象づけます。
②手書き看板
手書きならではの暖かみやラフさを演出できます。
③電飾・ネオン看板
とくにネオン看板では、おしゃれな雰囲気を伝えることができます。
④アイアン看板
美しい曲面と重厚さから、おしゃれなヨーロッパの空気感を与えることができます。
⑤インクジェット看板
可もなく不可もなくな印象を与えますが、安く抑えることができます。
⑥木製看板
木の独特な暖かみや癒やしを感じてもらえます。
⑦立体文字看板
明かりの有無で印象を変えることができるので、昼と夜の雰囲気を変えたいときにおすすめです。
「隠れ家」を演出したいときには、看板をあえて小さく、目立たないようにすることで、コンセプトを統一することができます。
このように、看板の素材や加工方法、サイズ、色などによっても、看板の雰囲気を変えることができます。
詳しいことは、看板のデザイン担当者と相談しながら決めていくのがいいでしょう。
飲食店看板を選ぶポイント②コストに合った看板を使う
看板作成会社を決めるときには、もちろんコストに見合った看板を作成してくれる会社にしたいものですね。
価格以外にも、アフターサービスについて問い合わせをしたり、評判を調べる必要も。
小さめの看板であれば、20万円以下で作成できることが多いですが、立体看板などの複雑な作業が必要だと、その分価格も上がってしまい、納期も延びてしまいます。
一度作成したら簡単に変えることができないからこそ、納得できる看板をお願いしたいですね。
看板を使って、集客に不向きなマイナス要因を取り除く
集客に不向きな物件でも、看板を上手に活用することで、解決できることがあるので、代表的なケースを紹介させてもらいます。
集客に不向きなマイナス要因①周りに看板が多くあり、目立ちにくい
繁華街だからこそ集客しやすいですが、看板が多いと、どうしても自分たちの看板ではなく、周囲の看板全体が目立つことになります。
こうしたときは、色や大きさ、形などで差別化をして、目立つ看板にしましょう。
集客に不向きなマイナス要因②店の前を通る人に気づかれにくい
2階以上のお店だったり、地下のお店だったりすると、通行人の目線が向きにくく、気づいてもらいにくいです。
遠くから目立つように、大きさや明るさを工夫してみてはどうでしょうか?
集客に不向きなマイナス要因③周りが暗い
街灯がなく、夜は真っ暗になってしまうからこそ、明るい看板を設置することで、遠くからでもかなり目立つようになります。
それぞれの立地や物件には、どんなマイナス要因があるのか踏まえることで、集客に不向きな物件でも、いくらでも戦いようがあります。
とにかくコンセプトを踏まえて、周りとの差別化を図り、目立つことが望ましいです。
お客様の目を引くなら遠視・中視・近視を利用しよう!
どのような看板を選ぶのか決まったら、看板に「何を書くのか」考えましょう。
通行人が入店するまで、3つの過程があります。
①近くを通る:通行人や通行量が多いほど有利です
②お店に気づく:看板に注意を向けることで、認知率が変わります
③入店するかどうか決める:看板の内容で入店率が決まります
看板で交通量を変えることはできませんが、通行人との距離に応じて広告内容を変えることで、認知率や来店率を高め、より多くの集客をすることができます。
遠視
看板までの距離が30~50mを示し、お店の存在に気づいてもらい、何のお店なのか伝えます。
チラシやメニューのようにマジマジとチェックするものではないので、一瞬でお店の印象を伝えることができる、シンプルでわかりやすいデザインが望ましいです。
中視
看板までの距離が5~10mを指し、サービス内容や特徴を知ってもらいます。
ラーメン店なら「こってり」などのおおまなか特徴を伝えるのがいいと考えられています。
近視
目の前に来てもらい、お店の雰囲気やメニュー、価格などを確認してもらいます。
不安要素を減らし、「ここで食事したい!」と感じてもらえるようにする必要があります。
看板は最重要な集客ツールと言っても過言ではなく、戦略的に工夫していく必要があります。
飲食店の看板まとめ
飲食店に限らず、看板の役割はお店の存在を知らせるだけのものではありません。
看板は目立つように作成することで、大切な集客ツールになります。
看板を製作し、実際に広告するにあたり、注意してほしいことがいくつかあります。「どこに」「どんな」看板なら出すことができるのか、確認したり、問い合わせることが必要です。
お店が「おしゃれ」をコンセプトにしているなら、看板も「おしゃれ」に統一する必要があります。
看板の素材や手書きか印刷か、色、距離などによっても、雰囲気を変えることができるので、デザイン担当者と相談しながら決めるのが望ましいです。
インクジェット看板なら安いですが、変色が起きやすく、数年で色あせることがあるので注意が必要です。
この記事のライター
U11
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