適当はダメ!封筒への書類の入れ方とマナーを徹底解説
様々な書類を入れる封筒ですが、皆さんはどのような入れ方をしていますか?おそらく、適当に入れてしまっている方もいるでしょう。そんな方の多くが知らずにマナー違反をしている可能性があります。そこで今回は、封筒への書類の入れ方及びマナーについてご説明します。
封筒にも種類がある
封筒と言っても、いくつか種類があり、それぞれ大きさも異なってきます。封筒の種類を大きく分けると、「長形封筒」「角形封筒」「洋形封筒」の3つに分けられます。どれもあまり聞き慣れない言葉ですが、長形封筒とは横の長さよりも縦の長さの方が2倍以上長いものを指します。一方、角形封筒とは長形封筒よりも横の長さが大きいものを指し、これら2つに当てはまらず長さが長い方に口が空いているものを指します。
なお、長形及び角形封筒はまとめて「和封筒」とも呼ばれており、日本では横向き封筒である洋形封筒を「洋封筒」とも呼ばれております。
封筒への書類の入れ方のマナー
封筒への書類の入れ方マナー①書類および封筒を汚さない
封筒やそれに入れる書類の表裏を汚さないことは、基本中の基本とも呼べるマナーですが、案外ビジネスでも汚れに気づかなかったり、楽観視してしまうケースも少なくありません。またビジネスだけでなく、学生さんの方でも履歴書やお金などを封筒に入れて郵送することもあり、学生のうちから既に知っておかなければならないマナーなのです。
実際に書類を入れる前に、書類やお金の表裏に汚れがないかを入念に確認しましょう。
封筒への書類の入れ方マナー②用途に合った封筒を活用
封筒の種類は先ほど紹介したように大きく分けて和封筒と洋封筒に分けられます。当然、どちらも封筒のタイプは異なるため、用途もそれに伴い違ってきます。日本でよく使われている和封筒は、主に履歴書やお金、大切な書類などを入れるビジネスの場面にて活用されています。一方、日本ではあまり馴染みのない洋封筒はビジネスの場面よりもプライベートの場面で使われることが多いです。
このように、2種類の封筒はそれぞれ用途が異なるので、実際に封筒を使用する際は用途に合った封筒を使用しましょう。
封筒への書類の入れ方マナー③適切な方法で締める
封筒に書類やお金を入れ、書類の向きや表裏の汚れを確認した後、最後に封筒に封をします。封をするといっても、どんな締め方でも良いというわけではありません。締め方によっては封筒が開いてしまい中身が外に飛び出してしまうこともあります。そのため、封を閉じる際は本記事の後半でご紹介する方法で適切に締めることをおすすめします。
【種類別】封筒への入れ方
三つ折・和封筒への入れ方
履歴書などといった重要な書類やお金などを入れるビジネス用途の封筒である和封筒。この封筒は縦型ですので、a4サイズの書類であれば、書類を3等分し、下1/3を上側に折り、次に上1/3を先程折った1/3に覆いかぶさるように折ります。
封筒に入れる際は、封筒を裏向きの状態にし、書類の上部が封筒の右側にくるように入れます。
四つ折・和封筒への入れ方
続いて、a4サイズよりも大きいサイズの書類を和封筒へ入れる方法です。先程の方法では、大きすぎて封筒に入らないので、まず書類を半分に折ります。綺麗に半分に折ることができましたら、さらにもう半分に折り、これで四つ折は完了となります。
なお、封筒へ入れる際は三つ折の入れ方と同様ですので、折り方だけ間違わないよう十分注意してください。
三つ折・洋封筒への入れ方
さて、次に紹介するのは日本ではあまり馴染みのないプライベート用途の洋封筒です。三つ折といっても、洋封筒は横書きの封筒となりますので、折り方や入れ方も違ってきます。
三つ折の際は和封筒の三つ折と同様の折り方ですが、横書きの書類ですので入れ方が異なります。書き始めである右端の部分が封筒の裏側から見て右下にくるように入れます。
二つ折・洋封筒への入れ方
a4サイズではない横書きの書類であれば、用紙を下から上部へ折るだけで完了となります。ちなみに、封筒へ入れる際は用紙の下部左端が封筒の裏側から見て上部左端にくるように入れます。
このように、横書きの洋封筒の場合やa4サイズではない用紙の場合は折り方や入れ方が異なってくるので、十分注意してください。
封筒の閉じ方
封筒の閉じ方①封字を書く
一般的に封じとして知られているのが、「〆」という字ですが、これ以外にもいくつか種類があります。例えば、「封」という字。こちらも「締める」という意味では同じですが、「〆」よりも丁寧な封字となっております。これよりも更に丁寧な封字が「緘」という字です。滅多に目にすることのない字ですが、用途としては特に重要とされる書類にこの字が記載されます。
封筒の閉じ方②印鑑を押印
封字が一般的に使用されているため、あまり目にすることはありませんが、実は印鑑でも封をすることができるのです。自分の苗字でも封を閉じることはできますが、履歴書やお金を入れるビジネス用途としてはあまりおすすめできません。
なお、プライベート場面で印鑑を使用して封を閉じる際は、印鑑の向きが正しいかどうかを確認すると良いです。
封筒への入れ方まとめ
ここまで、書類やお金を封筒に入れる方法に加え、マナーや封の閉じ方についてご紹介しました。封筒への入れ方も重要ではありますが、基本的なマナーや閉じ方が理解できていなければ意味がありません。また、ビジネスシーンであれば、個人または企業の印象にも関わるケースがあるので、これらを十分に理解しておく必要があります。
それでは、書類の向きや表裏の汚れなどを入念に確認し、適切な入れ方及び閉じ方をし、印象の良いものに仕上げてみてください。
この記事のライター
鈴木健太
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