ファイルサーバーとは?NASとは違う?利用するメリットを解説
ファイルの管理・共有をするパソコンのことをファイルサーバーといいます。自宅の個人用のWindowsパソコンでもファイルサーバーとして使用できます。この記事では便利なファイルサーバー&低価格で導入可能なNASについてご紹介しています。
ファイルサーバーとは?
ファイルサーバーとはファイルを保存するためのコンピュータ全般を指し、自作した自宅のWindowsパソコンであってもファイルサーバーにすることができます。
ローカルネットワークで特定の端末のみがアクセスできるパソコン、インターネットに接続されていてパスワード入力で誰でもアクセスできるNAS、クラウド上にあるファイルなど、ファイルサーバーには数多くの種類が存在しています。
Google ドライブもファイルサーバーです。
サーバーとは、他のコンピュータに対して、あることを提供するコンピュータのことです。
何を提供するのか?
それは機能やサービスです。
Webサーバーのように提供する機能を加えて、○○サーバーと称するのが一般的です。
つまりファイルサーバーとは、ファイルの管理や共有機能を提供するサーバーのことを言います。
ファイルサーバーにファイルを保存すると、許可されたユーザーなら誰でも、そこに保存されているファイルの閲覧や修正ができます。
チームで共同作業をするときなど、作業環境構築に重宝するのがファイルサーバーです。
NASとはどう違う?
NASとは、Network Attached Storageの略で、ファイルの保存&共有に特化した外部記憶装置のことです。
ネットワークHDD、ネットワークハードディスクとも呼ばれています。
NASとファイルサーバー共にファイルの管理・共有機能を持っています。
通常のファイルサーバーと同じように、共有ディスクとして使用できます。
ただファイルサーバーと比べると容量や機能が少ないです。
たとえばNAS上でファイルを編集する機能が、入っていなかったりします。
編集するには一旦ローカル環境にファイルを落としてから、再度アップする必要が…。
他にはユーザー管理機能がないなど、チームで共同作業するときに使うツールとしては少し物足りません。
「最低限必要なネットワーク通信機能だけが組み込まれているのがNAS」というイメージです。
ファイルサーバーは、ファイルサーバー機能を持たせた汎用的なコンピュータです。
対するNASは、ファイルサーバー機能に特化した専用コンピュータです。
そのためNASは低価格で導入でき、ファイルのバックアップ用として使われています。
NASはハードディスクがネットワークに接続されているイメージだと思ってください。
そのため他のコンピュータからネットワークを通じてアクセスでき、物理的にパソコンに接続することなくネットワーク経由で接続できます。
ただし、最近のNASは高機能で、ファイルサーバーの代替として注目されています。
安全性の高いNASにデータを保管する企業や、動画や音楽の保存先として使用する個人が増えているほどです。
ファイルサーバーを活用するメリット
ファイルサーバーを活用するメリットを3つご紹介します。
ファイルサーバーを活用するメリット①ファイルの受け渡しが容易
USBを使ってのデータの受け渡しは面倒です。
しかもUSBだと紛失のリスクがあります。
汗水流して自作したデータが消えたなんて笑えません。
メールは便利ですが、なぜかデータが開けないなんてことも…。
ファイルサーバーであれば、自宅のWindowsパソコンでデータのアップロードを行うだけでファイルの受け渡しが容易です。
アップロードを行っておけば、それぞれが勝手にダウンロードしてデータを持ち帰ってくれます。
ファイルサーバーを活用するメリット②ストレージ容量の拡張
導入後、どの企業も容量が足りないという問題に直面します。
業績が上がるのと比例して、管理しなければいけないファイルが増えるからです。
なので容量を拡張できるファイルサーバーがおすすめです。
自社サーバ設定タイプは高価格ですが、クラウドファイルサーバなら1GBあたり100円という低コストで拡張できます。
ファイルサーバーを活用するメリット③多機能化
ファイルサーバーはいろいろな機能を追加することができます。
仕事しやすい環境を自作&構築できます。
ファイルサーバーは普通の汎用型コンピュータなので、ファイル管理のための専用ソフトをサーバーにインストールできるからです。
たとえばユーザーのアクセス権限可能やグループ設定、ユーザー管理など自作&構築できます。
また機密情報のアクセス制限の追加ができるので、大規模なプロジェクトであってもセキュリティ面で安心することができます。
法人におすすめのレンタルサーバー5選
法人におすすめのレンタルサーバー①mixhost
WordPressが快適に使えるのがmixhost。
無料独自SSLやウィルス対策でセキュリティ面も安心できます。
マルチドメイン・データベース・メールアドレスが無制限なのも嬉しい限りです。
法人におすすめのレンタルサーバー②XSERVER(エックスサーバー)
国内シェア&サーバー速度がNo.1で、アクセス集中時でも安定した通信環境には驚かされます。
24時間365日のサポートが充実していたり、自動バックアップが搭載されていたり。
迷ったらXSERVER(エックスサーバー)一択でOKです。
法人におすすめのレンタルサーバー③wpXクラウド
急激なアクセスがあったときは、自動でリソースが多いプランに変更するため安心できます。
他ユーザーの利用状況によって、CPUやメモリが圧迫される心配がないのが特徴。
WAF(Webアプリケーションファイアウォール)設定機能が無料です。
法人におすすめのレンタルサーバー④CPI
必須のセキュリティ機能を網羅しており、安全性を追求したのがCPIです。
提供中のサーバー10万件を見直して、安定重視で設計したため安心の通信速度。
ビジネスの変化にも柔軟に対応しているので、いつでも快適な環境が利用できます。
法人におすすめのレンタルサーバー⑤さくら
作業ミスが減り迅速に作業できるリソースマネージャー。
リソースマネージャーとはテンプレートを記述することで、さくらのクラウド上のリソースの一括操作が可能です、
リソースマネージャーで返し行う操作をテンプレートに記述して自動化すれば、リソースマネージャーなしで作業できなくなるほどです。
ファイルサーバーまとめ
ファイル管理・共有といえばファイルサーバーとNAS。
自宅のWindowsのように手軽にアクセスできるのが魅力です。
NASは低価格なのですが、ビジネスではファイルサーバーの方が多く使用されています。
しかし最近はハイスペックなNASが登場しており、さらにシェアを伸ばしていくと思われます。
ファイルサーバー導入時は、容量や機能などのスペックを確認して、快適な社内環境を構築してください。
この記事のライター
松田佳祐
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