会社にはどんな部署がある?部署と役割一覧
皆さんもご存知の通り、会社には様々な部署が存在し、部署によってその役割も大きく変化してきます。そこで今回は、会社で設置されている部署をいくつかご紹介し、その役割などを徹底解説し、部署に関する基礎的知識を細かくご説明していきます。
なぜ会社には部署がある?
会社には必ずと言っていいほど部署というものが存在し、会社によって配置されている部署やその人数は大きく異なります。そんな部署ですが、これはそれぞれ担当する業務を分担し、より管理を徹底して業務をこなすといったことを目的として設けられています。
なお、部署はさらに課というものに分けられ、より業務を分担してこなしているので、部署そのものが会社の土台として業務をこなしているというわけではありません。それでは早速、それぞれの部署の種類とその役割について見ていきましょう。
会社の部署の種類と役割
会社の部署・役割①営業部
会社の部署と聞いて、よくイメージされやすいのが花形部署とも呼ばれる営業部でしょうか。営業と聞くと、主に顧客に対して商品やサービスなどをご紹介し、商品又はサービスのアピールをして顧客の購入意欲を高めるという仕事がメインと思われがちですが、実際のところ、その仕事意外にも、取引を行う際に必要となる書類の作成や受注出荷管理、在庫管理など顧客と直接接しないような場でも仕事があるのです。
どちらにせよ、営業部は会社にとっても顧客にとってもかなり必要とされる花形部署ですので、営業だけで出世というコースも選択肢としてはありです。
会社の部署・役割②総務部
総務部はほとんどの会社に配置されておりますが、他の部署のようにメインとなる仕事というのはあまりなく、他の部署で対応できないもしくはどの部署に回せば良いか分からないような仕事がこの部署に回ってくるので、幅広い仕事に対応している部署です。
ただ、他の部署のサポートや福利厚生の支援、自社ビルの管理などといったお仕事が多いので、あくまで最低限の補助的な立ち位置となってしまうため、男性の従業員よりも女性の従業員が多くこの部署に配置されます。
会社の部署・役割③広報部
広報部と聞くと、普段テレビなどで流れる会社の商品やサービスのCMやチラシといった広告に携わる部署と思われる方が多いですが、実際のところ記者会見のセッティングのお仕事がメインとされる部署です。
もちろん、前者の広告に関するお仕事にも携わりますが、会社で設けられているWebサイトなどを通して、自社に関する情報を他の従業員に共有し、さらには部署異動に関する情報も発信しているので、部署としてはかなり重要とされる立ち位置となっています。このことから、こちらの部署も花形部署のひとつである営業部と並んで花形部署と呼ばれているようです。
会社の部署・役割④法務部
法務部と聞くと、少々堅苦しいイメージを持ってしまう方もいるでしょう。確かに、法務部では、日本で定められた法律や社内におけるルールに沿って社内を監視する部署ですので、法務部として働いている方は法学といった学部卒の社員が多いためそういったイメージを持つのは不思議ではありません。
もし、社内で法律に違反するようなことがあれば、大問題となってしまいますし、最悪の場合多額の罰金が課せられてしまうこともないとは限りませんので、この法務部のおかげで法律違反をあまり心配せず安心して働けているといっても過言ではありません。
会社の部署・役割⑤設計部
設計部は営業部同様に顧客と接することが多く、顧客のニーズに応じて商品やサービスを設計していくことがメインの仕事です。ただ、他の業務と連携して商品を開発していくことになるので、もし設計自体にミスがあれば、上司や他の部署の方から苦情等がきてしまうので、相当ストレッサーが存在する部署でもありますので、ストレスに弱いという方はあまり適さない業務です。
しかし、その分自分で設計した商品又はサービスが完成し、正式に商品として認められた場合の達成感は計り知れないので、やりがいとしては十分な部署とも言えますね。
会社の部署・役割⑥経理部
法務部同様に、経理部も比較的他の部署と比べて堅苦しいイメージを持たれやすいですが、この部署では会社のお金に関する業務を一括して行っているので、会社的にも特に重要な部署とされています。
具体的な仕事としては、予算管理や給与管理、売上管理などお金に関する全ての事項を請け負っており、決算が近くなれば相当ハードな仕事となります。さらに、他の部署のように会社の利益に関わっているわけではないので、やりがいとしてはあまりないようです。
会社の部署・役割⑦生産管理部
生産業務をメインとする企業でなければ、あまり聞い慣れないような部署名ですが、この生産管理部では事前に計画したプランの通りに製造が進行しているかなど生産に関する管理全般を行う部署として会社で設けられています。
また、設計されたプランと実際の進行を見比べながら職場で働いている方とコミュニケーションを通じて進行していくので、人との会話を良好に進められるという方にはベストな部署です。なお、やりがいとしては、自分で指示した通りに製造が進んでいるので、自ら会社を経営しているような感覚を味わえるためとてもやりがいのある部署でもあります。
会社の部署・役割⑧調達部
調達部は一見、製造等で必要となる資材を購入するだけの単純業務のようにも思われますが、実はそれだけではなく、より良い品質のものをより安い値段で購入できるように取引先と交渉する業務に加えて、発注した資材が実際に品質の良いものかどうかや製造する資材として適切かどうかを検証し、それぞれの部署へ届ける業務まで行うので、かなり高度な知識を必要とする業務なんです。
また、こちらの部署は実際の会社の利益に大きく関わってくるので、サポート側でありながらかなり重要度の高い部署でもあるのです。
会社の部署の異動とは?
会社に勤めている方であれば、部署の異動という言葉は一度は聞いたことがあるかと思われますが、皆さんはその意味をご存知ですか?部署の移動とは、簡単に言えば企業で働いている社員に対して、現在配置されている部署から他の部署へ移動を命じることをいいます。
他の部署へ移動させる理由としては、部署内の年齢層やスキルがアンバランスである場合の解消や社員の成長を目的として移動させることが多く、経営効果としてもかなり期待できます。なお、部署から他の部署へ移動する際は、「異動」という文字が使用されるので、単に場所が移ることを意味する「移動」とは異なるので間違わないよう注意してください。
会社の部署宛ての宛名の書き方は?
実際に会社で勤務していると、部署へ書類等を送る場合がありますが、その時に困りがちなのが宛名の敬称です。これまでご紹介したように、部署というのは個人とは異なりますので、宛名の敬称として「様」を用いるのは誤りです。
部署へ書類を送る際の宛名の敬称は、正しくは「御中」ですので、「株式会社 〇〇部 御中」などというように宛名書きをするのが理想的です。なので、今まで部署へ書類等を送る際、宛名の敬称として「御中」以外を使用していたという方は、以後使用しないよう注意が必要です。なお、会社そのものに送る際も、団体宛となるので「御中」を宛名の敬称として使用するのが正解です。
会社の部署と役割まとめ
ここまで会社でよく配置されている部署の種類とその役割や会社の部署の異動、宛名の書き方などに関してご紹介してきましたが、何となくそれぞれの部署の種類に関して理解できましたか?
会社とは、営業部や設計部といった数々の部署が配置されており、それぞれの部署が担う業務をそれぞれの課で行うことによって会社というものを成り立たせているのです。なお、実際に部署に配属されるとなると、どうしても他の部署への異動や部署への宛名書きなどをする場合があるので、その場で困らないよう本記事でご紹介した内容を通してしっかりと知識を深めてくださいね。
この記事のライター
鈴木健太
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