会社の役職一覧!順位、役割を徹底解説
会社には役職が多すぎて、それぞれどんな役割を果たしているのかが分かりにくい!そんな悩みを抱えてはいませんか。初対面の人の名詞にある役職が分からなければ今後どのような接し方をすれば良いのかも難しいです。この記事では代表的な会社の役職とその役割を徹底解説します。
会社における役職とは?
役職とは、その会社における、職業の責任の範疇や職権を伴う役目や職務のことをいいます。
日常の業務に関して、その役職者がどのようなパワーバランスを持っているかを推し量る事にも使われます。
かつては役職の種類も少なく、一般的に想起できる役割として、パワーバランスがしっかり推察できたが、近年では外資系の会社の進出や、ベンチャー企業の台頭が多くなった時代背景もあり、役職の種類や順番、担う年齢とも多彩に増えてきています。これは会社法上特に役職規定が年齢などにより明文化されている訳ではなく各企業にその裁量は任されているからです。
したがって大規模の会社では役職者の数は少なくなり、対してベンチャー企業のような少数精鋭の企業では全員が役職者という場面も往々にしてあり得ます。
会社によって役職や役割は変わる
会社によって役割や役職は様々に異なります。
多種多様な人材が活躍する現代社会ではその役職のバリエーションや年齢、順列もより複雑化の傾向が見られます。
代表取締役社長は聞いた事あるけど、顧問?主任?といったあまり耳にしない役割も解説します。
一般的な会社の役職一覧と役割
会社役職とその役割は企業によって様々に異なります。
会社の役職と役割①会長
社長と経営トップに立つものの、名誉職の色が強いのが会長職です。主に社長を退いた人の名誉職としての認識が強い役職となっております。
社長への相談役となることがメインとして行うのが一般的です。
どちらかというと社長と比べ、現場に入流ことがないので、対外的な活動を多く行う傾向が強いです。
会社の役職と役割②代表取締役社長
会長職と異なり、会社のトップ・代表者として現状の業務執行の指揮を取り、役職制度のトップであると言えます。
会社経営の責任者である為、企業が保有するヒト、モノ、カネ、情報などの経営資源を市場に還元し、増やしていく為の経営戦略の総合責任者と言えます。もちろんこれらは社長が一人で決める要素ではなく、役員、社員と共に決めていくべき内容ではあります。
業務としては一般社員に委ね、その一般社員をどう動かしていくかを決める、どのように働けば効率が良いなど適材適所に配置するなどはやはり社長が先導を切って行うことが良いでしょう。
会社の役職と役割③相談役・顧問
従業員でもなければ、顧問でもないのが相談役という役職です。顧問の方が相談役よりも実務的に現場指示でき、数字を細かくチェックするパターンが多いです。
会社法によって設置義務がないかつ、従業員でも役員でもない役職なので、相談役を設けていない会社も数多く存在しています。
かつて取締役をになっていた人が相談役や顧問になるパターンが多いのです。
会社の役職と役割④副社長
社長の次点を担う役職。
代表権を持つ場合と否かとあるが、「代表取締役副社長」の場合は代表権を持ち、「取締役副社長」とある場合は代表権を持たないイメージです。
会社の役職と役割⑤専務
役員の役職の一つ。専務は会社全体の管理の役割を担う。対役員の仕事を担うことも多い。
社長や、副社長を補佐するポジションのイメージです。明確な上下関係はありませんが、専務→常務といった順番がのニュアンスです。
会社の役職と役割⑥常務
役員の役職の一つ。
専務と比べ、日常的な業務執行を行いつつ、経営幹部として社長を補佐する役割を担っています。
会社の役職と役割⑦執行役員
経営における業務執行を行うが、取締役と異なり任意で設置されるものです。取締役とは別に執行役員というポストを設置、主に事業部のトップが役割を担う場合が多いです。
個別ごとに企業が任意で定められる役職のために順番がつけにくい役職とも言えます。
会社の役職と役割⑧監査役
業務監査と会計監査を行う役職。株主総会で選任され、取締役の職務の執行を監査することがその役割となります。
かつて役員であった人が選任されるケースが多く、取締役会で役員間が不正行為を働いていないか、曖昧になっている箇所はないかなどを第三者的視点からチェックする役割が求められています。監査役の最も重要な役割は企業経営の「適法性」を監査することです。
ここからは従業員についての記述を行います。
会社の役職と役割⑨部長
部署の最終管理者責任者として意思決定を下す役職です。経営者とほぼ同じような役割を担っていると言えるでしょう。
経営視点での戦略立案や、相談できる相手はほぼ居ないため、進むべきシナリオを考え出すことも重要な仕事の一つです。
また人材育成の際には部下である課長にどう育成すれば良いのかを気づかせて、動いてもらうといった「気づいてもらう力」が必要となってきます。
会社の役職と役割⑩フェロー
時代の移り変わりと共に役職も多様化しています。
その一つに「フェロー」という役職があります。
このフェローとは元々、大学職員や研究員に著しい成果を残した人に与えられる役職で、近年企業でも取り入れられています。
主に専門職における最高役井としてフェロー制度、役職を与え士気向上を測る企業も増えています。
会社の役職と役割⑪次長
部長の代理者もしくは次席として設置されている役職です。全ての会社にある訳ではありません。
会社の役職と役割⑫課長
現場視点で戦術を実行する役割を担います。
部長が経営視点を持って立案した戦略を課長が戦術ベースまで噛み砕き下へと伝播するといったハブ的役割を担います。
部下は主に一般社員となるので、育成する際には、「教える力」が求められます。
会社の役職と役割⑬係長
会社組織における最も小さな単位の監督的立場及び指導者の事をいいます。部長→課長→係長との順番が最もポピュラーな順位立てと言えるでしょう。
会社の役職と役割⑭主任
一般従業員の中の責任者の役割が強い主任という役割は、管理者としての側面は持たない場合が多いです。
比較的年齢が若い人でもあたえられやすい役職で、一般企業の中でも、技術系の会社、現場業が強い会社には主任という役割が多く配置されている場合が多いです。
英語の会社の役職一覧と役割
外資系企業に代表される役職の一部をご紹介します。
英語の会社の役職と役割①CEO
Cheif Excectice Officerの略で最高経営責任者と訳されます。
日本ではCEO兼代表取締役社長と表記される役職も多くなっています。
英語の会社の役職と役割②COO
Chief Operating Officerの略で最高執行責任者と訳されます。
アメリカでは企業の所有と経営が分かれているのでこのような役員がいます。
英語の会社の役職と役割③CFO
Chief Financial Officerの略で最高財務責任者と訳されます。
近年では、世界の基準に合わせ企業価値の向上を目指し取り入れる企業も少なくありません。
会社の役職まとめ
一口に会社の役職と言えど、その数は多くかつ企業によっても様々な為全てを理解することは至難の技です。
どんな役職がどんな役割を担っているのかをおおよそ把握していることが社会人にとっては必須のスキルとも言えるでしょう。
この記事のライター
山田裕太朗
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