ケース別に使える！無料の誓約書テンプレート5選

誓約書とは一種の契約書であり、一般的には会社と労働者の間で秘密保持や就業規則を守る責任を負わせるために交わされる文書です。

公序良俗に反したものでなければ法的効力を持つので、文書として残すことで単なる口約束以上に責任を負わせることができ、誓約書を提出した側が内容を守る可能性が高くなります。

この記事では誓約書をはじめて発行・締結したい方に向けて誓約書作成に必要な項目の解説とワードで無料ダウンロードできるテンプレートを用意していますのでぜひご活用ください。

企業で働くと、その企業特有のルールや規則・マナーを守らなければなりません。

服務規程に関する誓約書を交わすことで就業中の服装や業務に対する姿勢を守ってもらいます。

業務で知り得た会社の情報や個人情報を漏洩させないようにします。

最近では個人情報の流出が大きな問題になっているため、とくに注意が必要です。

もしも退職者が秘密保持違反を犯したことが発覚した場合、退職者やその転職先に対して損害賠償責任が認められることがあります。

「競業避止」とは退職者が会社に不利益になるような競業行為（同じ分野で起業したりライバル企業への転職）することを禁止するためのものです。

職業選択の自由があるので、ライバル企業に転職するだけならそれほど問題にはならないと言われていますが、退職前に知り得た情報をライバル企業に漏洩すると訴えられる可能性があります。

以上のようなときに誓約書が交わされますが、実際に誓約書を作成するときにはどういった項目が必要なのでしょうか？

くわしく解説していきます。

「誓約書」であることがひと目で分かるようにしたタイトルにします。

誓約書を交わした年月日の記載欄を設け、いつ相手が署名したのかわかるようにします。

具体的にどういった内容に対して責任を負わせるのか、誓約内容を記載します。

先程の例でいうと、入社・退職後の秘密保持に関してだったりが挙げられます。

誓約内容に反した場合の罰則も一緒に明記しておくといいでしょう。

誓約書を守るべき、責任を負う相手の名前や住所といった情報だけでなく、署名捺印欄もあるとなお良いでしょう。

自分と相手の間で誓約書を交わし、相手に誓約内容を守らせたいのであれば、自分の名前や住所などの情報を記載します。

誓約書に必要な項目を簡単に解説してきましたが、これらの項目はあくまでも一例です。

誓約書は法令で書式や項目が定められていないため、特定のフォーマットや書式がありません。

省略される部分もあるでしょうし、項目が追加されたり順番が異なったりもすると思います。

こちらのテンプレートはワードで使える無料の誓約書テンプレートですので、作成・管理しやすいように編集してみてください。

これ以上ないほどのシンプルな誓約書のテンプレートですので、誓約内容などを自由に編集して活用ください。

個人情報の保護に特化した誓約書のテンプレートを用意しました。

業務上知り得た社外秘の情報や顧客の個人情報などを守らせたいときにご活用ください。

入社する従業員に対する身元保証人用の誓約書です。

これによって、何らかの問題が起きても問題を起こした本人と身元保証人に責任を負わせることができます。

退職時に書いてもらうための誓約書であり、顧客の個人情報や社外秘の秘密保持の責任を負わせることはもちろん、退職する前の企業と競業する事業を一定地域内で始めないことを誓約させることができます。

「秘密保持契約書」とありますが、要は「秘密保持誓約書」と同義のテンプレートです。

誓約書をはじめて作成・締結したいという方に向けて、必要な項目の解説を簡単にしてきました。

無料ダウンロードできる秘密保持の誓約書や身元保証人用などの各種テンプレートも用意していますので、ぜひご活用ください。