面倒な業務委託契約書の作成を簡単に！無料で使えるWordテンプレート5選

法人の方であれば一度は耳にしたことはあるとは思いますが、業務委託契約書とは、簡単に言えば企業が特定の業務を外部の法人もしくは個人に委託する際に交わされる契約書のことをいいます。具体的な内容としては、実際に委託する内容や報酬に関して明記され、企業と外注先との間でトラブルが生じないように、それぞれミスなく記入しなければなりません。

今回は、そんな記入ミス等を防ぐため、Wordで作成できる業務委託契約書のテンプレートを5つご紹介していきます。それぞれ、デザインも異なるので、お好みのテンプレートをどうぞ。

業務委託契約書を作成する際、まず記入するのが実際に法人や個人といった外注先へ委託する業務の内容です。当然、こちらの項目は企業によって内容は異なりますし、テンプレートには最低限の記載項目と数値及び企業によって記入内容が異なるような文は記入されていませんので、個々で企業が外注先に委託したい業務を具体的に記入しなければなりません。

なお、業務内容が複数ある場合は、テンプレートの記載項目に沿って必要であれば行を追加しながら作成しておくと良いです。

業務を委託する期間というのは、当然ながら無期限というケースは少なく、無期限でない場合はしっかりとその契約期間を明記しなければなりません。

法律上、業務委託の契約期間に関しては上限は特に設けられていませんので、コンサルタントの期間を設ける場合、長期契約として締結することも可能です。さらに、契約した期間内にコンサルタントの期間が伸びたゆえに業務が終わらなかった場合には、更新という形をとることもできるので、自動更新の有無も記載すると良いでしょう。

こちらも、業務委託契約書を作成する上で記入漏れやミス等があってはならない重要な項目です。これからご紹介するテンプレートにも記載項目として設けられてはいますが、単に報酬額がいくらなのかだけでなす、その報酬額をいつまでにどのような振込形式で支払うのかを具体的に記入しなければなりません。

さらに、振込で発生する手数料は自社が負担するかどうか、報酬金額は税込かどうかなど細かな事項も明記しなければなりません。

先ほど、業務委託契約書を作成する際に必要な記載項目でも説明しましたが、この書類では業務内容の記入は必要不可欠です。また、抽象的な書き方では、受注者が委託される業務内容を正確に把握することができず、委託する側とされる側でミスマッチが生じてしまう可能性があります。

そうしたミスマッチを避けるためには、委託する業務内容をより具体的に明記し、委託する側だけでなく、委託される側にとっても分かりやすいように明記する必要があるのです。

業務を外部の企業や個人に委託する際、自社の機密情報や個人情報を提供し、場合によっては頻繁に個人情報が取り扱われることがあります。基本的には、企業もしくは個人で厳重にその情報は保管されますが、万が一個人情報が漏れてしまった際の処置等を定めていなければ迅速な対応が取れなくなってしまいます。

より早急に対応をするためには、個人情報を漏らしてしまった際、どのような対応をとるのか、損害が出た際賠償するのかどうかまでしっかりと記入しなければいけません。

業務を委託する際トラブルとして起きやすいのが、報酬に関する事項です。報酬は、定額報酬や成果に応じて適切な報酬額を支払う成果報酬型などがごく一般的な支払い方法ですが、実際の支払い方法やその額が誤っていたといったようなトラブルが生じてしまうケースがあります。

こちらも業務の内容と同様に、そのようなリスクを避けるため、報酬額及びその支払い方法をしっかりと明記しておくことが重要です。

ラインは最低限の数しか使用されておらず、項目ごとに空欄を入れたごく一般的に使用される業務委託契約書のテンプレートです。穴あきの部分には、Wordにて簡単に編集することができるので、誰でも完璧な業務委託契約書に仕上げることができます。

こちらは余分なラインは一切引かれておらず、テンプレートの中でも特にシンプルなデザインのテンプレートです。契約期間などに関しては、特に記入されていないので、コンサルタント期間を考慮し、コンサルタントの期間分少々長めに契約期間をとることをおすすめします。

記入項目は太文字、内容は細文字で分けられているので、読む側からして読みやすい良心的なテンプレートです。〇〇の部分は全て、適宜記入しなければいけない欄なので、記入漏れがないよう十分注意しながら作成してください。

記入項目とその内容が大枠で囲われているため、全体的に統一感のある業務委託契約書に仕上がっています。注意点は先ほども説明した通りですが、その他の項目で何か編集等が必要となる場合は、Wordにて簡単に編集できますので、必要であれば編集を加えてみると良いでしょう。

大枠の項目と細かい項目で色分けがされており、なおかつ全て枠で囲われているため、とにかく見やすくビジネスシーンでも問題なく活用できるシンプルなデザインのテンプレートです。

業務委託契約書で必要な項目は全て設置されていますが、その他以降の項目に関しては、特に設けられていませんので、ほかに追加すべき項目があれば各自Wordにて追加してください。

特定の業務を外部へ外注する際に締結される業務委託契約書ですが、記入すべき項目と比較的多く、報酬などが絡む書類のため少々複雑な書類です。このように、企業と外部の法人もしくは個人という二者間で交わされる書類ですので、ちょっとしたミスがあれば重大なトラブルが起きかねません。

そこで、今回ご紹介したようなテンプレートを活用すれば、そのような記入ミスといったリスクは最低限に抑えられますが、報酬額や契約期間などは企業によって数値が異なりますので、お好みのデザインを選び、全ての項目が記入できましたら、最後に数値に誤りがないかしっかりと確認しましょう。