MacのPDF編集はプレビューで十分!?操作方法を徹底解説
MacでPDFを編集したい。 でも、「PDFを編集するためにはAdobeなどの有料ツールが必要でしょ?」と思っていませんか? 実は、Macは有料ツールを買わなくても、元から入っているプレビューを使えば、PDFを編集可能です。そのため、無料で編集可能です。
目次
Macに標準搭載のプレビューアプリでPDFの編集ができる!
PDFは、Portable Document Format(ポータブル・ドキュメント・フォーマット)の頭文字を取ったものになります。
近年、IT化によりペーパレス化が進み、書類などの交付もPDFで行われるようになりました。PDFは、以前よりも活用する場面が多くなってきているといえます。PDFは、ビジネスや電子交付・情報収集源として使用されますが、セキュリティーをかけることも可能なので重要な情報であっても安全に保管可能です。
そんなPDFですが、一般的にPDFを編集するとなると、Adobeなどのツールが有名です。しかし、Adobeは月額1,580(税別)の料金がかかります。できるならお金をかけず無料でPDFを編集したいですよね?
これから、PDFを無料で編集できる、プレビューの使用方法を紹介していきます。
MacのプレビューでPDFを編集するための事前準備
PDFを編集するのにプレビューを使用すればいいのですが、PDFの中にはセキュリティーによる編集権限のついたファイルがあります。
セキュリティーのかかったファイルに関してはパスワードが必要なため、編集できません。
ただ、そう言った場合でも、PDFを閲覧でき、テキストの追加や編集が可能な場合。
一度テキストの追加などの編集を行うと、元のPDFファイルをコピーして編集ができるファイルを、プレビューが自動的に作成してくれます。
その自動的に作成してくれたPDFを開けば編集可能になります。
そのままの状況でPDFを編集できない時は、編集を行えるように作業を行いましょう。
Macのプレビューの使い方・基本的な編集操作の紹介の前に、Macのプレピューの編集作業の時によく使用する、マークアップツールバーの表示方法について説明したいと思います。
マークアップツールバーの表示方法ですが、プレビューを開いたら、commandキーとshiftキーを押しながらAを押してください。また、「表示」メニューの「マークアップツールバーを表示」でも表示可能です。最後にツールバーの「マークアップツールバーを表示」をクリックしても表示させることができます。
Macのプレビューの使い方・基本的な編集操作
これからMacのプレビューの使い方・基本的な編集操作を解説していきます。
Macのプレビューの使い方①PDFに文字を追加
Macのプレビューは、PDFに直接文字を入力することができます。
印刷してから手書きで書類を作成すると、書き損じや間違えがあったときに、再び印刷して、一から記入し直さなければなりません。しかし、プレビュー機能を使用すれば、PDFに直接文字を打ち込むことが可能なので、印刷する前に、誤字脱字などを確認できます。
また、仮に印刷した後にミスに気づいたとしても、その訂正部分のみ打ち直せばいいので、作業の浪費を大幅に減らせます。
PDFへの直接文字を入力する方法ですが、マークアップツールバーの「テキスト」ツールを選択すると、テキストボックスが表示されるので、そのテキストボックス内に入力したい文字を入力し、ドラッグして自分の望む場所に移動させましょう。テキストの文字は、マークアップツールバーの「テキストスタイル」ツールで変更することができます。
Macのプレビューの使い方②PDFのページを削除
PDFのページを削除する方法は、削除したいページを選択しdeleteキーを押します。
(Macのdeleteキーはwindowsのバックスペースに当たる)
具体的に挙げると以下の通りです。
PDFからページを削除する:「表示」メニューの「サムネール」または「コンタクトシート」を選択し、削除するページを選択して、キーボードのdeleteキーを押します。「編集」メニューの「削除」でもページを削除できます。
Macのプレビューの使い方③PDFを分割
PDFを分割する方法ですが、「表示」メニューから「サムネール」をクリックして、サイドバーにページのサムネールを表示させます。サムネールから分割させたいPDFを選択し、自分の移動させたい場所に移動させると分割され、自分の移動させたい箇所にPDFが移動します。
Macのプレビューの使い方④PDFを結合
PDFの結合は分割の逆になります。「表示」メニューから「サムネール」をクリックして、サイドバーにページのサムネイルを表示させます。そして、結合させたいPDFを選択してサムネール内の移動させたい箇所にドラッグします。
Macのプレビューの使い方⑤PDFに校正を追加
PDFに校正を書き加えたい場合があると思います。
PDFに直接文字を入力し、指示を出してもいいし、文字だけじゃ伝わりづらいものを図形や線などを使用して伝えることができます。
校正は「PDFに文字を追加」で説明した「テキスト」ツール、また、「スケッチ」ツールや「シェイプ」ツールで書き加えます。
「テキスト」ツールでは、指示したい内容などを記載し伝えます。
「スケッチ」ツールでは、手書きで伝えたいものを表します。図形や線などを書きたい場合でも、書いたときに自動的に修正してくれる機能が備わっています。
「シェイプ」ツールでは、矢印や図形など決まった形のものを挿入することができます。もちろん挿入した後、その図形を変形させるなどの編集作業も可能です。
Macのプレビューの使い方⑥画像挿入
PDFにビジネスなどで写真などの画像を挿入したい場合があると思います。
Macの画像挿入の仕方ですが、PDFのままだと画像を挿入できません。
そのため、「ファイル」メニューの「書き出す」で画像ファイルに変換し保存します。
その後、挿入したい画像をコピー&ペーストし画像挿入します。
PDFとして保存したい場合は、再びPDFとして保存すれば、画像挿入した画像がある状況で、PDF化できます。
PDF化については、次の「MacでPDFを作成するには」で説明します。
MacでPDFを作成するには?
PDFにしたいファイルを開きます。
「ファイル」メニューから「プリント」をクリックします。
印刷ウィンドウが開いたら、PDFプレビューを選択し、PDF表示されたら、「ファイル」メニューの「保存」を選択して保存しましょう。
MacのPDF編集方法まとめ
IT化、ペーパレス化が進む中、PDFの需要はより高まっているといえるでしょう。
そんな、PDFを編集できる、プレビューの機能を紹介してきましたが、プレビューは万能なアプリです。
文字を入力したり、画像や図形を挿入でき、PDFの分割や結合、削除も容易に可能です。
Macの無料のアプリのプレビューを使えば、Adobeを使わなくても十分にPDFを編集できます。
今後MacでPDFを編集する際は、ぜひプレビューを利用してみてはいかがでしょうか?
その際、分からない箇所が出てきたら、この記事を参考にしながら、プレビューを利用してみてください。
この記事のライター
横山 峻己
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