よく使うけど意外に知られていない?!名刺の大きさと規格
会社員に必須とも言える名刺。そんな名刺に大きさがあるということを皆さんは知っていましたか?名刺にサイズがあるなんて知らなかったという方は、どの大きさが規格サイズなのかと悩むはず。そんな方のために、本記事では名刺の大きさの種類と規格サイズについてご説明します。
名刺の大きさには規格がある?
会社員などが普段挨拶代わりに使う名刺ですが、実はサイズが小さいものから大きいものまで計7種類程あるんです。「そんなの知らなかった!」という方も多いでしょう。
しかし、知らずに常識を逸脱したサイズを使用してしまうと相手に「常識がない」という印象を与えてしまう場合があります。そのようなことがないように、名刺の規格サイズともされている普通4号を使用すると良いでしょう。
名刺の大きさは何種類あるの?
名刺サイズ①小型1号
25×45mmで名刺のサイズの中で最も小さいサイズ。小型サイズの名刺は別名「女性名刺」とも呼ばれており、その小さなサイズから相手に対してかわいい印象を与えます。用途としては、仕事よりかはプライベートに活用されることが多いように思われます。
名刺サイズ②小型2号
30×56mmで、小型1号よりもやや大きめのサイズ。こちらの名刺も多くの女性に人気があり、小型1号同様にプライベートでも活用されているようです。サイズとしては、クレジットカードよりも少々小さめのサイズです。
名刺サイズ③小型3号
36×65mmで、小型サイズの名刺の中では大きめの名刺です。こちらもクレジットカードより小さめのサイズですので、持ち運びにも便利です。中には、角丸加工された名刺もあり、その丸みを帯びたデザインから多くの女性に愛用されています。
名刺サイズ④小型4号
39×70mmで、小型サイズの名刺の中で最も大きいサイズです。日本で最も使われている4号サイズほどの大きさはありませんが、サイズが極端に小さいわけでもなく、どこか可愛らしさを感じさせるサイズのため、こちらのサイズを選ぶ女性もいるようです。
名刺サイズ⑤普通3号
49×87mmで、日本で一般的に使われている普通4号サイズよりも少々小さめのサイズです。男性の会社員であれば、このサイズを知らずに使っている方もいるはず。通常のサイズを使いたいという方は、普通3号ではなく、普通4号を使うことをおすすめします。
名刺サイズ⑥普通4号
55×91mmで、日本で最も使われており、通常サイズとも呼ばれているサイズです。名刺といえば普通4号のサイズと言っても過言ではありません。「常識を逸脱したくない」、「今まで通常と思っていたサイズが実は違った」という方はこちらのサイズを活用すると良いでしょう。
名刺サイズ⑦普通5号
61×100mmで、通常の名刺よりも大きく、自分の身分や氏名などを強く協調してくれるサイズです。ちなみに、これらのサイズのほかに欧米サイズというものがあり、そのサイズは51×89mmとされており、日本の普通3号より大きく、普通4号のサイズよりかは小さいサイズが欧米では主流とされているようです。
名刺は規格サイズの大きさが良い理由
実際、名刺のサイズに決まりや規則などはありません。そのため、男性が小型サイズを使っていたとしても問題はありません。しかし、ほとんどの人が同じようなサイズを使っているのが現状です。
日本は欧米に比べて多数派意見を常識としてしまう傾向があるので仕方ありませんが、それによって常識から逸脱した人を非難してしまうのはなかなか厄介です。そんな「しがらみ」の多い日本だからこそ、常識程度のサイズである普通4号あたりを使用することが良いとされているのです。
エクセルで名刺を作る時はピクセルサイズに気をつける
そもそもピクセルって?
突然ですが、皆さんはピクセルというものをご存知ですか?ピクセルとは、画像そのものを構成している最小の単位、つまり画素のことです。デジタル写真というのは、このピクセルが集合することによって構成されているのです。
ピクセルと解像度の関係
先程、ピクセルについて説明しましたが、ピクセルの数は画像の解像度によって変化してきます。つまり、解像度が高ければ高いほどピクセルの数も増え、逆に解像度が低いと、ピクセルの数も減り、画像そのものの画質がぼやけてしまうのです。
解像度(dpi)とは?
先程から使っている解像度ですが、これは1インチに含まれる画素(ピクセル)の密度を表したものです。基本的に、解像度が高ければ高いほどピクセルの数も増えるので、それだけ画質が良い画像に仕上がるのです。
ピクセルで作成した名刺データを印刷会社で依頼する場合
ピクセルで作成した名刺のデータの解像度は350dpi必要となり、これに満たなければ印刷会社にて印刷することができなくなってしまいます。社会で一般的に使われている普通4号55×91mmの比率を例として挙げると、解像度が350dpiですので、758×1254mmの比率が印刷に必要なピクセルとなります。
エクセルで作成した名刺を家庭用プリンタで出力する場合
一方、エクセルで作成した名刺を家庭用のプリンタで出力する場合、必要となる解像度は96dpiと比較的低解像度で出力でき、名刺サイズが縦横55×91mmの比率の場合、比率208×344mmのピクセルが必要となります。
名刺サイズの大きさに関するまとめ
後半は解像度やピクセルなど少々難しい話となりましたが、この記事で皆さんに伝えたいことは2つ。
第1に、名刺のサイズには様々あり、特にサイズに関する決まりはないものの、常識を重視した日本に住んでいる以上、規格サイズである普通4号を使用することが望ましいということです。第2に、エクセルなどで名刺を作成して出力する際、特別なスキルは必要ないものの、基礎的な知識は必要だということです。
それでは、ここまでご紹介した規格サイズとピクセルサイズに注意して、より良い名刺を作成してみてください!
この記事のライター
鈴木健太
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