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ポスティングチラシって何?反響率を上げるコツもご紹介!

ポスティングチラシって意味あるの?サイズで反響率が変わるの?という疑問をお持ちの皆さん、こんにちは。お手軽にできそうなイメージですが、実はさまざまなノウハウが存在します。そこでこの記事では「ポスティングチラシの意味や反響率を上げるコツ」についてご紹介します。

ポスティングチラシって何?反響率を上げるコツもご紹介!

目次

  1. ポスティングチラシの意味とは一体なに?
  2. ポスティングチラシと新聞折り込みチラシ
  3. ポスティングチラシを作成する方法
  4. ポスティングチラシのメリット
  5. ポスティングチラシのデメリット
  6. 反響率を上げるコツ
  7. ポスティングチラシのマナー
  8. ポスティングチラシ配布禁止の場所はどんな場所?
  9. コスト削減の策
  10. ポスティングチラシまとめ

ポスティングチラシの意味とは一体なに?

ポスティングチラシとは、ポストにチラシを直接配布することを意味します。広告や宣伝が目的です。YouTubeでいうとスキップ機能付きの冒頭5秒間の広告です。テレビでいうとCMです。YouTubeやテレビは1回の配信で多くの視聴者に宣伝できます。一方、ポスティングチラシは1回の投かんで1世帯だけにしか宣伝できません。超アナログ…。

宣伝方法としては時代遅れで効率悪そうなポスティングチラシですが、実は意外と高い効果&メリットが期待できます。効果がなかったらポスティングチラシがなくなっているはずだからです。宣伝効果を最大限発揮するためにも、特性を十分理解してポスティングを行いましょう。

ポスティングチラシと新聞折り込みチラシ

ポスティングチラシと新聞折り込みチラシは同じような宣伝方法ですが、レスポンスや対象とする顧客が少しずつ異なります。ポスティングチラシはすべての地域に配布するのに対して、新聞折り込みチラシは新聞購読者のみの配布になります。

ポスティングチラシを作成する方法

ポスティングチラシを作成する方法は2択です。自分で作成するか誰かに作成してもらうかです。インターネットの普及により情報があふれ、今ではweb上にチラシの無料テンプレートサイトが数多くあり、デザインのスキルがなくても自作できるようになりました。 しかしプロの制作会社に頼んだ方が、簡単に効果の高いチラシを手に入れることができます。予算があるならプロに任せるのがおすすめです。

ポスティングチラシを作成する方法①自社で作成

宣伝費を抑えたい場合は、自社で作成がおすすめです。web上には無料でダウンロードできるテンプレートサイトが数多くあり、言葉を入力するだけで完成です。「無料?どうせダサくてパッとしないチラシでしょ?」と思われるかもしれませんが、そんなことはなくむしろクオリティーの高さに驚愕します。

また、よく理解している人がデザインしたほうが、商品のコンセプトや世界観をありのままに表現できる、というところも自作のメリットです。

ポスティングチラシを作成する方法②業者に委託

web上にクオリティーの高いテンプレートがあるという話は事実なのですが、言うまでもなくプロの制作会社に依頼したほうがクオリティーの高いチラシを手に入れることができます。しかもプロの制作会社は、読者の心を揺さぶる方法を心得ているので、成約率&反応率が高いチラシを作ることができます。

ただ金銭面や融通が利かないといったデメリットもありますが…。依頼料が高いとか修正回数に制限があるなどです。

ポスティングチラシのメリット

ポスティングチラシのメリットは下記の5つです。

  • ・デザイン・内容以外の自由度が高い
  • ・認知の意味合いが強い
  • ・継続的なアプローチが可能
  • ・限定的なアプローチが可能
  • ・商圏の内容を把握できる

それぞれ具体的に解説していきます。

ポスティングチラシのメリット①デザイン・内容以外の自由度が高い

ポスティングチラシはデザイン以外で自由度が高いです。ポストに入るモノであれば、配布物を自由に選択できるからです。ちょっとした化粧品のサンプルを配布できたり、キーホルダーなどのおまけと一緒に投かんできるので、読者に印象を与えることができます。

ただし食品はおすすめできません。単純に気持ちが悪いからです。たとえ飴やガムなどちょっとしたものでも、入手ルートが明確でないものを口にするのは抵抗を感じるという人が大勢います。食品以外の配布物も一緒に投かんできるという点で自由度が高いです。

ポスティングチラシのメリット②認知の意味合いが強い

たとえば新聞と一緒に配達される折り込みチラシは1回も見られず捨てられる、という場合があります。でもポスティングチラシは必ず1回は受取人に視認される、といわれています。想像してみてください。仕事終わりにポストに何か入っていたときのことを。なんとなく手に取って目を通しませんか。

人は基本的に、ポストに何か入っていたらとりあえず確認します。確認したときにポスト内にポスティングチラシ1枚だけしかない場合、確実に目を通してもらえます。ポスティングチラシは、新聞やその他の折り込みチラシに埋もれないというメリットがあります。

ポスティングチラシのメリット③継続的なアプローチが可能

見込み客に対して継続したアプローチができます。継続してポスティングすることで、認知度を高めることができます。人は何回も見聞きすると警戒心が薄れてサービスを使ってみようかな、という気持ちになるからです。

たとえばネットショッピングで有名なAmazon。すごく便利ですよね。ただし、「便利だから」という理由で使い始める人は意外と少ないんです。どういった理由なのか?それは「何回も見聞きした」という理由です。何回も見聞きしたからという理由で使い始める人が大半なんです。

ポスティングで繰り返し繰り返しアプローチをすれば、売り込みたい商品やサービスの警戒心を解いて利用してもらいやすくなります。

ポスティングチラシのメリット④限定的なアプローチが可能

ターゲットに対して限定的なアプローチが可能です。消費者を特定のニーズごとにグループ分けすることを、マーケティング用語でセグメンテーションといいます。ポスティングは、このセグメンテーションで分けられたグループに対して、それぞれ最適なアプローチをすることができます。

たとえば「裕福層が多い地域」「家族が多い地域」など、ある程度ターゲットを絞ってアプローチすることが可能です。反応がありそうな地域に絞り込んでアプローチすることによって、より効率的な宣伝ができるため、最小限のコストで最大限の効果が期待できます。

ポスティングチラシのメリット⑤商圏の内容を把握できる

商圏とは、顧客を集客できる範囲のことです。店舗経営ではこの商圏を正しく知っておくことが重要だといわれています。商圏を正しく把握していると、「誰に(ターゲット)」「いつ」「どういう方法で」「何を(商品やサービス)」宣伝すべきなのかが見えてくるからです。ポスティングチラシにナンバー入りのクーポンを付けておくと、どの地域からの来店が多いのか、といった商圏に関する情報を仕入れることができます。

ポスティングチラシのデメリット

ポスティングチラシのデメリットは下記の5つです。

  • ・同サイズの折込チラシよりも相場が高い
  • ・信頼度が低い
  • ・一日あたりの配布量
  • ・配布量がサイズや天候で左右される
  • ・配布内容を確認しづらい

それぞれ具体的に解説していきます。

ポスティングチラシのデメリット①同サイズの折込チラシよりも相場が高い

業者に委託する場合、折り込みチラシに比べて割高です。折り込みチラシの相場は1枚3~5円に対して、ポスティングチラシの場合は1枚5~9円です。

価格差が2倍以上も開いています。とはいえ自社の社員でポスティングするのであれば委託金は発生しません。業者に委託するのが前提の場合、ポスティングは割高になってしまいデメリットとなってしまいます。

ポスティングチラシのデメリット②信頼度が低い

ポスティングを迷惑だと感じる人がいます。押し売り感があるのも否めません。頼んでもないのに勝手に敷地内に侵入してほしくないと考える人が一定数いるからです。やはり新聞と共に配達される折り込みチラシのほうが信頼度が高いです。なので与える印象も当然変わります。

ポスティングチラシのデメリット③一日あたりの配布量

一日あたりの配布量に限界があります。ポスティングに慣れた人でも、1日あたり2,000~3,00枚の配布が限界だといわれています。なので一度に大量のチラシを配るには不向きな方法です。 ポスティングの経験がない人は1時間で250部程度。1日で10,000枚を配ろうと思ったら10人前後の人員が必要になります。 

ポスティングチラシのデメリット④配布量がサイズや天候で左右される

配布量がサイズや天候で左右されます。A4サイズだと直接ポストに投かんできないので、折りたたむ手間が発生します。

また「この期日までに配り終わりたい!」と思っていても、雨や雪が降ってしまうと計画通りに配布できません。ポスティング作業は予想以上に重労働なので、猛暑や極寒などの恵まれない環境では配布効率が低下します。

ポスティングチラシのデメリット⑤配布内容を確認しづらい

「ポスティングを委託したのはいいけど真面目に配ってる?バレないように捨ててない?」と不安になります。ですがそれを確認する手段がありません。一軒一軒回って確かめるわけにもいかないので、渡したチラシが本当に配られているのかどうかは、信じるしかないです。

配布を委託する場合の最大の問題点だといえます。チラシを何十万枚もポスティングしたのに反応があったのが数人、というありえない反応率でも「しっかり配布しました!」と言われてしまったら何も言えません。

反響率を上げるコツ

反応率の高いチラシには目を引くデザインが必須だと考える人がいます。デザインは大切な要素ですが、それ以外にも反響率を上げるさまざまなテクニックがあります。

反響率を上げるコツ①ターゲットを明確に

ターゲット像を明確にしましょう。「小さいお子さんのいるご家族」ではなく「5歳から10歳までのお子さんのいるご家族」というふうにターゲット像を具体的に言語化しましょう。

マーケティングではペルソナを明確にするという言われ方もしており、ターゲット像を明確にすることで、より正確なターゲットの悩みや興味を調べることができます。ターゲットの悩みや興味がわかれば、そこにフォーカスしてアプローチすれば商品やサービスを売り込むことが容易になります。なのでポスティングを行う上でもターゲット像を明確にすることは非常に重要なことです。

反響率を上げるコツ②ターゲットが好むデザイン・内容にする

たとえば反応率のいいチラシを想像してみてください。どんなデザインですか。どんな内容ですか。残念ながら今思い浮かべているチラシではダメです。なぜならターゲットの視点が抜けているからです。ターゲットが好きなデザイン・内容のチラシと思い浮かべたチラシが必ずしも一致しないからです。

反応率のいいチラシには「ターゲットの好みそうなデザイン・内容」「ターゲットが抱えている悩みとそれに対する回答」「ターゲットがその商品やサービスを使うことで得られるメリット」この3つがしっかりと明記されていることが必須です。ターゲットの視点でデザイン・内容を決めましょう。

反響率を上げるコツ③配布先の情報を把握する意味

配布先の情報を把握しておきましょう。見込み客にピンポイントで宣伝することができるからです。たとえばマイホーム購入のチラシはアパートに配布したほうが効果があり、コピー機などビジネス機器はオフィスに配布したほうが効果があります。そういった意味から配布先の情報を把握しておくことは大切なことです。

反響率を上げるコツ④配布する日時が重要

配布する日時が重要です。たとえばスーパーのチラシは火曜日の配布が多いです。週末に買い貯めた食品がなくなるのが、火曜日だからです。火曜市なんて言葉もあるほどです。同じように金曜日や土曜日は飲食店のチラシが多いです。家族の外食が週末に集中するためです。とはいえ、金曜日や土曜日は競合も多いため、チラシのデザインや内容を工夫する必要がありますが…。

反響率を上げるコツ⑤効果測定の実施

効果測定とは、広告にどれだけの反応があったかを測定することです。効果測定をする意味は、チラシの反応率がわかるからです。そしてPDCAで徐々に反応率の高いチラシに仕上げることができます。

効果測定のやり方は簡単で、番号付きのクーポンをつけるだけです。利用されたクーポンの番号を調べれば効果策定ができます。他には電話番号を使い分け調べる方法もあります。

反響率を上げるコツ⑥ポスティング専用のチラシを作る意味

ポスティング専用のチラシを作りましょう。ポスティング専用のチラシを作る意味は単純に配布量を増やせるからです。用紙サイズにより配布効率が段違いに変わるからです。

たとえばA4サイズのチラシは、普通のポストには入りません。なのでポスティング用のチラシは、B5サイズ以下で作成しましょう。また配布時は大量に持ち歩くことを考えると薄い用紙の方が適しています。なのでチラシを作るときはサイズや厚さに注意しましょう。

反響率を上げるコツ➆長期的な視点が必要

ポスティングは長期的な視点が必要です。長期的に配布してデータを集めつつ改善を続けることで、徐々に成果が出る手法だからです。テレビCMでさえ何回も何回も放送します。見聞きしたことがあり、慣れ親しんだあたりから徐々に反応が出始めます。なので一度や二度のポスティングで成果が出ないからといって、投げ出さずに長期的に継続していくことが大切です。

ポスティングチラシのマナー

チラシをポスティングする際のマナーをご紹介します。

ポスティングチラシのマナー①必ず管理人に許可を取る

必ず管理人の許可を取りましょう。トラブル防止のためです。というのは「ポスティング禁止」「チラシ配布禁止」といった意志表示に気づかずポスティングしてしまうと、刑法第130条の住居侵入罪に問われることがあるからです。

ポストを設けているということは、外部から配布物の投かんを承諾しているとみなされるとはいえ、ポスティング禁止の表示がある住宅への配布はNGです。なのでポスティングの許可を得てから配布すると、不要なトラブルを防ぐことができます。 

ポスティングチラシのマナー②適切なデザインを使用する

適切なデザインを使用しましょう。たとえば気分が悪くなるようなデザインやグロテスクなデザイン、または社会通念上の観点から好ましくないデザインを使用したチラシを配布するのはやめましょう。

またピンクビラ(性風俗に関したチラシ)を配った場合、罪に問われるケースがあるので、ポスティングするチラシのデザインは十分に注意しましょう。

ポスティングチラシ配布禁止の場所はどんな場所?

前述した「ポスティングお断り」「チラシ配布禁止」などの表示のあるポストへの配布はNGです。揉め事やクレームの原因になり、刑法第130条の住居侵入罪で訴えられるからです。実際にポスティングで有罪になった判例もあるので、禁止の意志表示がしてある場所での配布はやめましょう。それを無視して配布しても、企業イメージの低下となってしまい意味がないです。

コスト削減の策

費用や時間に対する労力を考慮したポスティングを考えてみます。

コスト削減の策①業者に全て委託する

ポスティングを専門に行っている業者は、ポスティングに関するあるゆるノウハウを持っています。たとえば配布するルートを事前に確認していたり、A4サイズのチラシであれば事前に折りたたんでいたり、といった下準備をしっかりと行っています。地域ごとの客層や反応率も把握していたりします。

また業者によっては配布だけでなく、商圏の分析やチラシの印刷、またはクレーム処理からレスポンス分析まですべて担当してくれる業者もあります。予算に余裕があるのであれば、自社で担当するよりも業者に委託したほうが、総合的にコストパフォーマンスがいいケースもあります。

コスト削減の策②目標を極力絞り込んで部数を減らす

商圏を把握しているのであれば、ポスティングする地域としない地域を明確に分けることができ、必要最低限の部数のみをポスティングしましょう。商圏とは顧客を集客できる範囲のことでしたね。周辺地域の全戸に配ると、それだけ反応を得られる確率が上がるとはいえ、印刷や配達のコストが無駄になる場合があるからです。

たとえば子供向けのイベントを主催する場合。子供のいる世帯のみにポスティングしたほうが、チラシの作成&配達コストを抑えることができます。なので商圏調査会社に依頼して調べてもらったほうが長期的に考えてコスパがいい場合があります。

ポスティングチラシまとめ

ポスティングは古くから行われている宣伝方法です。その効果は0.3%だといわれています。チラシ1,000枚配って3件の反応率です。テレビやインターネットの影響力に比べると話になりませんよね…。ですが近所のスーパーの特売日を知らせる方法にはポスティングや折り込みチラシのほうが適しています。テレビやインターネットで見たからとわざわざ他県のスーパーには行かないからです。ポスティングのメリット&デメリットをしっかりと把握して試行錯誤して、ポスティングの効果を最大限に発揮できる方法を模索してみてください。

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松田佳祐

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