本をスキャンをする方法は?スキャンの種類もあわせてご紹介
「どうやったらスキャンして電子書籍化できるの?」という疑問をお持ちではないですか。100冊の本をスマホ1台に取り込めるとしたら気になりませんか。この記事では本をスキャンする方法やコツをご紹介しています。5分で電子化の方法がわかるので、ぜひ読んでみてください。
本をスキャンするメリット
ペーパーレス化によりあらゆる紙媒体が電子媒体に変わってきています。切符はICカードに変わり、契約書ですらクラウド上で処理する時代です。そんな中、本もiPhoneなどにスキャンして取り込んで、読書するようになりました。でも「どうしてわざわざiPhoneに?」って思いませんか。「本のまま読書はダメ?」って。そこで本をスキャンするメリットを3つご紹介します。
本をスキャンするメリット①持ち歩くのに便利
本をスキャンすると持ち歩くのに便利です。たとえば本を鞄に1000冊入れて持ち運べませんよね。
ですが本をスキャンしてiPhoneなどのデバイスにいれてしまえば、1000冊がポケットの中です。日本で初代iPodが発売された当初は、いまいち普及しませんでした。「MDウオークマンでいいんじゃない?」という風潮が漂っていたからです。その初代iPodのキャッチコピーは「1000曲をポケットに」です。
本をスキャンするメリット②本棚がいらない
本が増えてくると部屋が圧迫されますが、本をスキャンすれば本棚いらずです。移動中も在宅中も本はすべてiPhoneなどのデバイスの中だからです。また旅行へ行くときにも、たくさんの本を持ち歩くことができるので嬉しい限りです。
本をスキャンするメリット③しおりいらず
しおりを挟み忘れたら最悪ですよね。数日ぶりに読もうと本を開いたら「あれ?どこまで読んだ?」とパラパラ探すハメになるから。本をパラパラすると2、3分時間を無駄にします。
ですがiPhoneなどのデバイスにスキャンしておけば、最後に読んだページから常に読み進めることができます。 しかも暗い所でも読むことができ時間の節約になります。
本スキャンの種類
「メリットはわかったけどどうやってスキャンするの?」
本のスキャンには大きく分けると2種類あり、スキャンのコツをつかんでもらうために「破壊自炊」と「非破壊自炊」の違いを説明します。
本スキャンの種類①破壊自炊
裁断機を使い本のページをバラバラにして、スキャナー取り込む方法を「破壊自炊」といいます。バラバラにした本は修復せずスキャン後は破棄してしまいます。希少価値の高い本や思い入れのある本、または借りた本はこの方法は使えません。
とはいえメリットもあります。たとえば本をバラバラにすると高速でのスキャンが可能であったり、仕上がった品質がとても綺麗であったりなどです。
本スキャンの種類②非破壊自炊
前述の破壊自炊とは違って、本をバラバラにせずスキャンする方法が非破壊自炊と呼ばれるやり方です。非破壊自炊専用のスキャナーでも取り込めますが、iPhoneなどスマホのカメラでも十分可能です。
アプリは、Evernote社からリリースされている「Scannable」が有名です。メリットは本を廃棄せずにスキャンできところがメリットです。デメリットは、綺麗に取り込めていないページがあるなどスキャンの品質にやや難あり、スキャンに時間がかかる、などがあげられます。
本スキャンをする4つの方法
2種類のやり方があるということを踏まえつつ、具体的なスキャンのやり方をご紹介していきます。
本スキャンをする方法①専用のスキャナーを買う
毎月大量の本をスキャンするという方は、スキャナーを購入するほうがお得です。好きなときに好きなだけ本を取り込めるのは魅力的です。
ただ少し値段が…。自炊用スキャナのScansnap IX500は、新品だと4万円以上です。ちなみに破壊自炊するには、裁断機(本をバラバラにする道具)を準備する必要があります。スキャナも裁断機もかなりのサイズ感なので保管スペースも考慮して決めましょう。
初期費用と保管場所というデメリットが気になりますが、頻繁にスキャンする方や好きなときにスキャンしたい方には購入がおすすめです。
本スキャンをする方法②スキャナーを借りる
「購入は気乗りしないけど、大量にスキャンしたい…。」という方にはスキャナー&裁断機のレンタルがおすすめです。ネットで申し込むと宅配便で郵送されレンタルできます。
購入費の10分の1で数日間レンタル可能なので、手元にある本を丸ごとスキャンしたいという方は数日間だけ借りてスキャンする手法が使えます。レンタルであればスキャナーと裁断機の保管スペースの確保が不要です。
数ページだけのスキャンであれば、レンタルするのは勿体無いかもしれません。その場合は後述しているスマホアプリを活用したスキャンが良いです。
本スキャンをする方法③代行サービスを利用する
Amazonが提供しているKindle本は好調で、どんどん電子書籍が普及しています。こういった経緯から、数年前から本のスキャンを代行する業者が増えています。宅配便で書籍を送り、後日スキャン済みのデータが届くといった流れで、依頼すれば断罪から書籍の廃棄まですべて代行してもらえます。
ただし自炊代行サービスを頼む場合は十分注意しましょう。著作権法に違反する危険があり、他人の著作物の自炊代行(依頼者の指示・監督下にない自炊代行)は違法になるからです。著作権が自分にある場合はOKです。著作権法について十分理解してから依頼しましょう。
本スキャンをする方法④スマホアプリを活用
スマホのアプリで本をスキャンできます。Evernote社からリリースされている「Scannable」というアプリが有名です。無料で使用でき、アプリの完成度も高いので、初めて使用したときは驚かされました。
ただ綺麗にスキャンするには少しコツが必要で何数百ものページをスキャンすると嫌気がさしますが、本の一部だけをスキャンしたい場合などは重宝します。無料でこのクオリティーなら文句なしです。
おすすめの代行サービス3選
代行サービスを頼む際は著作権法に十分注意して頼みましょう。
おすすめの代行サービス①スキャンピー
OCR処理を行うと書籍内の文字の検索ができるようになります。「あの言い回しが絶妙なんだけど、どの本か思い出せない…。」というときに非常に便利です。300ページまで1冊80円で、ファイル名を書籍タイトルに変更、表紙カバーや中表紙のスキャン込みなのもお得です。
おすすめの代行サービス②BOOKSCAN
1冊100円で初期費用が一切かからず、1冊分からスキャン依頼が可能です。オプションサービスとしてファイル名変更やハードディスク納品、データのDVD-R納品などがあります。特許を取得した国内唯一のサービス「チューニングラボ」があるのも特徴です。
おすすめの代行サービス③電子書籍化サービス24HR
24時間以内での納品が可能で、非常に早いのが特徴です。また「お試しスキャン」を利用すれば350ページ以下が0円で利用できます。ただし電子書籍化サービス24HRを利用したこと無い方限定のサービスです。
本のスキャンまとめ
いかがでしたか、本をスキャンする際のメリット&デメリット、本をスキャンする方法について網羅的に説明してきました。アプリはタダで嬉しい反面スキャンするのにコツがいります。それぞれ良い点と悪い点があるので、納得できるスキャン方法を探すのがよさそうです。
この記事のライター
松田佳祐
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