無料で使える！PDF編集サービス7選

PDFの編集はオンラインでもできます。PDFは種類にもよりますが、ツールを利用すると、PDFの回転やトリミング加工または消したい文字の削除など、編集・加工を容易に行うことが可能です。

PDFには、編集可能なデータと不可能なデータがあります。また編集可能でも注意しておくべきポイントがいくつかあり、そのことを把握した上でツールを使用しましょう。 

PDFをオンラインで編集したら不正にデータ盗まれたりしない？という問いに対しての答えは、「安全ではないけど、信用はできる」です。

まず「安全ではない理由」から説明していきます。オンライン上で操作する際、手元のパソコンからインターネットにPDFをアップロードし、アップロードしたサーバーで加工をして元のパソコンにダウンロードするといった仕組みになっています。一旦、ローカル環境からインターネット上にPDFデータが流出するわけですから、サーバー上にデータが残っており、そこからデータが流出する危険性がある、というわけです。

次に「信用はできる理由」ですが、過去にデータが流出した事例を調べてみたところ、海外も含めて０件でした。セキュリティ対策をしっかり行っています。その証拠に、後述していますがSmallpdfというサイトでは「1時間以内にデータを自動で削除してバックアップを取らない」というポリシーで運営しセキュリティに力を入れており、安全性を重要視しています。

今の時点ではデータが流出したといった情報はありませんが、どんなに万全なセキュリティ対策を講じていたとしても、今後データが流出する危険性は十分に考えられます。安全性の配慮から機密情報はオフラインで、流出しても問題ないデータはオンラインで利用するとよさそうです。

PDFの編集をオンラインでするメリットは、ソフトをダウンロードしなくていいところです。また思った通りの出力結果とならなかった場合の代替にもなります。

Smallpdfは、後述の「iLovePDF」と同じくらいインターネットでは知名度のあるサイトです。前述したように「1時間以内にデータを自動で削除してバックアップを取らない」という万全のセキュリティ対策を施しています。署名を作成すると、自分のPDFに署名するだけでなく他の人に署名をリクエストできる「EサインPDF」は独自性の強い機能です。

「iLovePDF 」は、「Smallpdf」と並び称されるサイトです。他のサイトにない機能として、データが壊れたPDFの一部 or 全部を修復する「PDF修復」が備わっています。スマートフォン用アプリも準備されています。残念なところは、他のサービスに比べて編集機能が少ない点、会員登録しないと利用制限がある点です。 

「PDF Candy」は、ツール数の多さが売りのサイトです。PDFの回転などさまざまな編集が可能でページの再配置やPDFのトリミングに加え、画像フォーマットはFB2やDjVuなどレアな形式にも対応しています。

CleverPDFは、他のサイトの多くが対応しているWordやExcelとの相互変換機能に加えて、PagesやKeynote、またはNumbersとの相互変換もサポートしているのが大きな特徴です。PDFをMobi eBook形式に変換＆Kindle用にEPUBをMobiに変換可能です。 

PDF24 Tools独自で他のサイトにはない機能として「PDFへの注釈付け」や、2つのPDFファイルを比較して違いを確認できる「PDFファイルの比較」があります。トリミングやPDFの回転などの基本的機能がありシンプルなサイトデザインなのもGoodです。

LightPDFは、OCRが単体の機能で扱えるなど、他のサイトにはない特徴があります。OCRとは、画像データのテキスト部分を文字データに変換する技術で、経理担当者が重宝している便利な機能です。また容量に制限がありますが、PDFをWordに置き換えるAPIを無料で提供しています。 

PDF.ioは、mp3cut.netといったオンライン変換のサービスなどを提供する業者によるサイトです。速さ＆精度＆使いやすさはどれも無料とは思えないほど素晴らしいです。Googleドライブ、Dropboxと連携していて、PCにファイルがない状態でも一連の処理を実行することができます。 

PDFはデータ量が軽く、使用者のパソコン環境に左右されにくく扱いやすいファイル形式です。今回ご紹介した「無料で使えるオンラインPDF編集サービス」は、PDF上の文字を編集できるだけでなく、安全性を高めるセキュリティ設定など、便利な機能が満載です。業務をより効率よく進めるために、ぜひ本記事を参考にPDFのツールを選んでみてはどうでしょうか。