クラウド型顧客管理システムとは?メリットやデメリットを徹底解説
顧客管理を効率化したいなら顧客管理システムがおすすめ。 とくにクラウド型顧客管理システムなら導入も維持も容易でどこからでもアクセスできます。 無料で利用できるクラウドサービスもあるので、中小企業からも支持されています。 この機会に検討してみませんか?
クラウド型の顧客管理システムとは?
まず「顧客管理」について説明させてもらいます。
「顧客管理システム」とはCRMとも呼ばれ、一般的には顧客情報を電子化することで顧客情報の編集や確認、分析などの管理を行うシステムのことを指し「オンプレミス型顧客管理システム」と「クラウド型顧客管理システム」の2種類があります。
「オンプレミス型顧客管理システム」は自社で保有しているサーバーに顧客情報を保存・管理する方法で「クラウド型顧客管理システム」ではサービスの提供企業が保有するサーバーに保存したデータにオンラインでアクセスします。
オンプレミス型顧客管理システムのほうが自由度が高いなどのメリットがありますが、大半が高額になってしまうので、近年では導入しやすいクラウド型顧客管理システムを採用する企業が増えてきています。
この記事ではクラウド型顧客管理システムの基礎知識とおすすめのサービスを5つ紹介させてもらいます。
クラウド型の顧客管理システムのメリット
クラウド型顧客管理システムの主なメリットとして以下のものがありますので、それぞれについて解説していきす。
クラウド型の顧客管理システムのメリット①導入がしやすい
オンプレミス型顧客管理システムは自社で専門の人員を揃えたり外注したりして、顧客管理システムを設計・運用しなければなりません。
一方でクラウド型顧客管理システムなら、すでにサービスが用意されているので、ログインIDとパスワードですぐに導入・利用ができます。
すでに顧客を抱えているなら、既存の顧客管理ツール・システムからの切り替えがスムーズなほど望ましく、混乱が起きにくくなります。
オンプレミス型顧客管理システムでは人員を揃えてそこから設計が始まるので、クラウド型顧客管理システムは導入のハードルがかなり低いと言えます。
クラウド型の顧客管理システムのメリット②コストを抑えることができる
オンプレミス型顧客管理システムでは専門の人員を揃えたり外注しなければなりませんので、その分のコストがかさむほか、システムのアップデートや更新にも別途費用が必要です。
一方でクラウド型顧客管理システムはサービスの提供企業がそうしたことを担当するので、社で人員を揃える必要がなく、月額利用料だけで運用できる事が多いです。
導入がしやすく、コストも抑えることができるので、中小企業からも支持されています。
クラウド型の顧客管理システムのメリット③いつでもどこでもアクセスできる
オンプレミス型顧客管理システムは多くの場合、自社内でしか顧客情報にアクセスできないため、外出先でも顧客情報を確認したり更新したい営業部などは不便に思うかもしれません。
そうしたとき、クラウド型顧客管理システムならインターネットにつながっていれば、ログインIDとパスワードで、いつでも、どんなときも、どんな端末からでもアクセスができるようになります。
クラウド型の顧客管理システムのメリット④顧客情報が消えにくい
自社のサーバーや端末だけに顧客情報を保存・管理していると、それらが壊れたときにデータを取り出せなくなる恐れがあります。
しかし、クラウド型顧客管理システムなら専門家のもとで万全の環境と設備で顧客情報の管理・保存がされ、バックアップがされています。
これによって、クラウドに保存したデータが消える恐れはほぼないと言われています。
顧客情報が消えてしまうと今後の営業・経営に大きな営業が出るだけでなく、顧客からの信用・信頼も失ってしまうので、これらのことを考えるとクラウド型顧客管理システムは大きな魅力があるサービスといえます。
クラウド型の顧客管理システムのデメリット
一方でクラウド型顧客管理システムにもデメリットがあります。
これらはオンプレミス型顧客管理システムのメリットとして考えることができるので、クラウド型顧客管理システムのデメリットが気になる方はオンプレミス型顧客管理システムの導入を検討してみてください。
クラウド型の顧客管理システムのデメリット①システムの自由度が低い
クラウド型顧客管理システムの運用は提供企業に依存しているため、利用したい機能がなかったり、利用していた機能が終了してしまう可能性があります。
クラウド型の顧客管理システムのデメリット②十分なセキュリティ対策が必要
ログインIDとパスワードさえあれば「いつでも、どこでも、どんな端末からでも顧客情報にアクセスできる」ということは、それらが流出したり盗まれると悪用される可能性が高まります。
企業が最も恐れる不祥事の一つが情報流出で、多大な損害が発生するケースもあるため、セキュリティ対策と従業員教育を徹底しなければなりません。
もちろんサービスの提供企業から情報漏えいが発生する可能性もあるので、セキュリティがしっかりしているかについても事前に確認しておきます。
クラウド型の顧客管理システムのデメリット③トラブル対応ができない
システムにトラブルが発生しても、サーバーが自社にないので提供企業の対応に任せなければならず、いつトラブルが解決されるのか問い合わせなければ不明です。
おすすめのクラウド型顧客管理システム5選
おすすめのクラウド型顧客管理システム①Salesforce
導入実績を基準にクラウド型顧客管理システムを選びたいなら世界シェア、国内シェアともにNo.1のSalesforceがおすすめです。
セキュリティが第三者機関によって評価されているので、多くの企業が自社だけで運用するよりも高度なセキュリティ対策を行うことができ、営業向け、中小企業向け、マーケティング向けなど14の製品を用意しています。
無料トライアルもありますので、まずはお試しください。
おすすめのクラウド型顧客管理システム②Senses
カード形式の案件ボードで直感的な操作ができるだけでなく、ほかのツール・システムとの連携で営業活動を効率化させる機能が特徴の営業支援システムです。
おすすめのクラウド型顧客管理システム③FlexCRM
無料なのに本格的なクラウド型顧客管理システムを利用できます。
業種や業態別のテンプレートが用意されているだけでなく、エクセルや名刺管理ソフトからを引続ことが可能でカスタマイズも無料です。
おすすめのクラウド型顧客管理システム④Microsoft Dynamics 365
機能は柔軟で迅速にカスタマイズすることができ、Officeとの連携もOKなので、中小企業から大手まで幅広い導入実績を誇ります。
クラウド型顧客管理システムだけでなく、オンプレミス型顧客管理システムとしても運用できるので自社の基準に従って方式を選ぶことができるのはうれしいです。
おすすめのクラウド型顧客管理システム⑤WaWaD-Be
月額300円から利用できるにも関わらず、自由にフォームを作成でき、知りたい情報が更新されたときに通知してくれる「気づき機能」が搭載されている顧客管理システムです。
クラウド型顧客管理システムまとめ
この記事では主にクラウド型顧客管理システムについて解説してきました。
顧客管理システムを活用することで顧客管理を効率化できますが、手軽さから最近ではクラウド型顧客管理システムを導入する企業が増えてきています。
無料で利用できるサービスもあるので、ぜひぜひ導入を検討してみてください。
この記事のライター
U11
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