今話題の在宅勤務とは?在宅勤務のメリットやポイントについて徹底解説!
緊急事態宣言解除を受けてもなお、在宅勤務をしているという方もいるでしょう。コロナを機に在宅勤務のメリットに気づいたという企業も出てきたのでしょう。今回は、そんな在宅勤務のメリットに加え、抑えておきたい2つのポイントについてご紹介していきます。
在宅勤務とは?
最近話題となり、緊急事態宣言が解除されてもなお多くの企業で実施している在宅勤務ですが、在宅勤務とはいわば個々のご自宅を職場として普段と同じように働くことをいいます。
これと似た言葉で、テレワークというものもありますが、テレワークとは通信機能を活用し、比較的自由に働けるという働き方の総称でもあり、在宅勤務はこのテレワークのひとつにあたります。
最近では、緊急事態宣言の解除と同時に在宅勤務から会社への出勤を解禁した企業もありますが、テレワークの良さに気づき、在宅勤務を週に何度か行っているという企業も出てきました。
在宅勤務のメリット
多くの企業で在宅勤務を取り入れたというこたは、つまり会社での労働よりも魅力な点があるということでもあります。ここからは、テレワークのひとつでもある在宅勤務ならではの魅力について説明していきます。
在宅勤務のメリット①業務効率化
在宅勤務の場合、その名の通りご自宅で勤務することになるので、会議や顧客対応でいちいち席を離れる必要もなく、自分のこなすべき業務ひとつに集中して取り組むことができます。このように、社員ひとりひとりの業務効率が上がれば、企業の生産性も向上するので、この点に関しては会社勤務よりも優れた点とも言えます。
また、ご自宅は普段過ごしなれた環境かつ安心できる場とする社員もいるので、そういった社員にとってはより集中して業務に取り組むことができるようになるかもしれません。
在宅勤務のメリット②コスト削減
会社勤務の場合であれば、よほどご自宅から近いという場合でなければ交通機関を使用した通勤となるはず。この際、当然交通費がかかってしまいますし、その額は定期を使用していたとしても相当な額となってしまいます。それを企業が全ての社員分負担するとなると企業にとっても相当な資金的な負担となります。
しかし、在宅勤務の場合は交通機関を使用しないため、社員の負担もしくは企業の負担が減るので、結果としてコストを削減することができるようになります。社員の交通費を全て負担しているという企業からするとかなり良い働き方となるでしょう。
在宅勤務のデメリット
ここまで、在宅勤務の魅力について説明しましたが、当然在宅勤務だからこそ考えられる欠点というのも存在します。在宅勤務を実際に企業に取り入れるにあたっては、この欠点に関しても理解を深め、事前にできる範囲での対策をとっておく必要があるので、ひとつひとつ漏らさずしっかりと確認しておきましょう。
在宅勤務のデメリット①会社内でのコミュニケーションの不足
会社勤務であれば、日常的な会話も容易にできますし、顔を合わせて対話することが可能となります。一方、在宅勤務の場合はオンラインでの勤務となるので、お互いが顔を合わせることはもちろん、日常的な会話すらも容易にできなくなってしまいます。
会社内問わず、社員同士のコミュニケーションというのは情報共有だけでなく、お互いを成長させ合い、さらなるスキルを磨くこともできるほか、人間関係を構築させることができます。オンライン上ではコミュニケーションが不足することにより、このような利点を得られなくなってしまうのがデメリットとして挙げられます。
在宅勤務のデメリット②勤怠管理が困難
在宅勤務となるとプライベートの時間と実際に働いている時間の区別が難しく、個人の勤怠時間等を管理するのは会社勤務に比べてかなり複雑なものとなってしまいます。
また、在宅勤務と会社勤務の社員に分けたとしても、それぞれを別々に管理することになるので、通常よりもさらに勤怠管理が困難となってしまうので、在宅勤務を導入するのであれば、この勤怠管理に関しても事前になんらかの対策をとっておく必要があります。
在宅勤務のデメリット③成果主義による評価となってしまう
会社勤務であれば、仕事への取り組み方や努力量など実際の成果とは別の評価方法でも社員を評価することができます。
しかし、在宅勤務の場合社員がどれだけ仕事にはげんでいるかが目に見えないため、どうしても成果にのみ評価を下してしまうこととなってしまいます。かといって、在宅で勤務する社員の働き方をリアルタイムで監視するのはプライバシーにも関わってくることですので、対策を練るのも困難となるはず。
抑えておきたい在宅勤務を導入する際のポイント
在宅勤務のメリット及びデメリットについて詳しく説明してきましたが、在宅勤務のある程度の理解は深められましたか?残念な方に、特徴さえ抑えておけば問題なく在宅勤務を実施できるとは限りません。
本記事の最後では、在宅勤務を実際に導入する前に抑えておきたい2つのポイントについて触れていきます。
抑えておきたい在宅勤務を導入する際のポイント①勤怠管理の徹底
勤怠管理は、在宅勤務を導入する上で最大の難関ともいえるデメリットですので、通常よりも勤怠管理を徹底して行わなければなりません。社員に関しては、プライベートと仕事を明確に分けずに仕事に取り組んでいる方もいるため、社員にプライベートと仕事の時間を明確に分け、仕事に集中できる環境を作るよう要請する必要があります。
一方、会社では、今まで完全に在宅勤務を行なっていたという方は、一部の会社員だけを在宅勤務としたり、個々の業務時間をいつも以上に徹底して管理すると良いでしょう。
抑えておきたい在宅勤務を導入する際のポイント②チャットツールを使ってこまめに連絡
先ほど、在宅勤務のデメリットとして社員同士のコミュニケーションが減ってしまい、コミュニケーションで得られるスキルや情報共有等ができなくなってしまうと説明しました。在宅勤務をしていると、当然顔を合わせて会話をするということは難しいので、LINEやカカオトーク、Slackなどといったコミュニケーションツールを使用してこまめに連絡をとることをおすすめします。
事務的な連絡でもプライベートな連絡でも内容は問わないので、まずは社員同士のコミュニケーション不足が問題とならないよう、コミュニケーションツールを使用して互いにこまめに連絡を取り合うようにしましょう。
抑えておきたい在宅勤務を導入する際のポイント③評価方法の明確化
在宅勤務だと全て成果による評価となってしまうため、社員の努力に対して平等に評価することができなくなってしまいます。当然、これに対して不満を抱く社員も出てきてしまうので、在宅勤務を導入する前に社員に対して評価方法が成果主義となってしまうことを明確に伝えておく必要があります。
明確に伝えておかなければ、後々その不平等さに不満を持ち、モチベーションが下がると同時に社員の生産力も下がってしまい、結果として企業にとって損失につながる事態にもなり兼ねませんので、評価の方法をハッキリと社員に伝えるようにしましょう。
在宅勤務メリットまとめ
今回は、最近会社の一つの働き方形態として導入する企業が増えてきている在宅勤務について特徴や導入する際に抑えておきたいポイントについて説明しました。
在宅勤務は、場合によってはコストを削減してより業務を効率よく進められることもできますが、その一方で社員同士の会話が極端に減り、社員それぞれの勤怠管理が難しくなってきてしまいます。
ですので、実際に在宅勤務を会社の一つの働き方形態として導入する場合は、コミュニケーションツール等でこまめに連絡を取り合い、勤怠に関するトラブルがないよう勤怠管理を徹底することを強くお勧めします。
この記事のライター
鈴木健太
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