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フリーランス必見!請求書の書き方とポイント

フリーランスで仕事をしていくにあたって大事な書類である請求書の書き方を説明します。 請求書を書くために必要事項や、マナー、重要なポイントも押さえて解説して行きます。 請求書を作る際に便利なテンプレートやフリーランスも使えるクラウドサービスの紹介もしています。

フリーランス必見!請求書の書き方とポイント

目次

  1. 請求書はフリーランスにとっても重要書類
  2. フリーランスにとっての請求書とは
  3. フリーランスは知っておくべき、請求書の基本的な記載事項
  4. 請求書を作成する上で気をつけたいポイント
  5. 無料で使える請求書テンプレート
  6. 請求書が作成できるクラウドサービス
  7. フリーランスの請求書まとめ

請求書はフリーランスにとっても重要書類

法人や個人事業主(フリーランス)にとって重要な書類の一つが請求書です。取引が終了し、その対価を確実に支払ってもらうために必ず用意しなければならない書類です。

請求書に決まった形はありませんが、記載する事項や守るべきルールとマナーも存在し、またクライアントとのスムーズなやり取りすることが出来るだけではなく、しっかり作ることが出来れば確定申告の時に便利に使うことができます。

「請求書にクライアント住所の記載は必要なのか?」

「請求書の発行日はいつにしておくべきなのか?」

などの細かい疑問点などにも触れていきます。

主に請求書の書き方とポイントを詳しく紹介していくので、本記事を参考にしながら請求書を発行してみてください。

フリーランスにとっての請求書とは

Photo bycybrgrl

フリーランスにとっての請求書とは、クライアントとのやりとりを残すためでもあり、自分自身を搾取させられないようにするためです。

口頭だけでの契約では、支払いの有無で揉めることがあるため支払う義務があるということを明確にするために請求書を作りましょう。

フリーランスは知っておくべき、請求書の基本的な記載事項

請求書に必要最低限の項目は、国税庁のホームページに記載されている(請求書等の記載事項や発行のしかた)https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shohi/6625.htmを参考に請求書の作り方を説明していきます。

昨年(2019年)の増税に伴って、気をつけるべきポイントもまとめています。

「増税になったけど請求書の書き方は以前と変わる?」

など不安な方は参考にしてみてください。

請求書のあて先

クライアントの会社名または個人名を記載します。

住所の記載はなくても可。

発行日

発行日は請求書の作成日ではなく、取引先の締めの日に合わせましょう。

請求内容

クライアントと取引した内容を記載します。

消費税の表示

消費税の表示の仕方は「内税」「外税」の2種類があります。

内税とは、消費税分を含めた値段表記のことをいい一般的には「税込」「総額表示」ともいわれています。

対して外税とは、表示している値段に消費税分を含めない値段表記のことをいいます。また外税は「税抜」「税別」と言われることもあります。

それから、増税に伴い消費税10%と8%を別物として表記する必要があります。この方式をインボイス方式と言います。

この違いをしっかり理解して価格表記をしましょう。

支払い期日

支払い期日は、取引内容や企業によって月末締めや翌月未払いなど違ってくるのが一般的です。

しかし、定期的にやりとりしている場合は支払期日を設定しておくとクライアント側の負担も減りスムーズに取引が出来ます。

この翌月未払いなどが一般的になっているのは、「下請代金支払遅延等防止法」という条例に基づいて行われています。

発行者

請求者である自分の氏名、住所、電話番号、メールアドレスなどの連絡先を記載します。

振込先

振込先は、銀行名、支店名、口座種類、口座名、口座番号を分かりやすく正確に記載しましょう。記載漏れがあると支払いが出来なくなります。

特記事項

請求と支払いに関する特別な条件があれば記載します。

請求書を作成する上で気をつけたいポイント

請求書を作る上で様々なポイントを抑えながら作成が必要です。

請求書作成時の注意点をまとめると以下の通り。

・発行日の記載

・振込手数料

・源泉徴収

・領収書

・請求書の捺印

特に必要ないと思われがちな請求書の捺印に関しても詳しく解説していますので参考にしてみてください。

請求書作成ポイント 1.発行日

発行日はクライアントの締め日に合わせて請求書を発行するのが基本です。そのため請求書を発行した日ではなく、相手側の締め日に合わせた発行日にしないといけません。

締め日を過ぎた発行日になると、翌月払いになり支払いが遅れることになるので気をつけましょう。

請求書作成ポイント 2.振込手数料

実際の請求額より少ない時は、振込手数料の負担を請求側から求められていることになります。あらかじめ先方と相談して決めておきましょう。

また、請求書に明記しておけば問題なくやりとりが出来ます。

請求書作成ポイント 3.源泉徴収

源泉徴収とは、フリーランスの所得税を天引きして納税する制度で個人事業主(フリーランス)は税法で定められた料金の区分で源泉徴収税額を差し引かれて入金されることがあります。

請求書内に、源泉徴収額を記載しておけばクライアント側の手間を省くことが出来るのでなるべく記載しておくようにしましょう。

以下はフリーランスに当てはまりそうな、源泉徴収の対象になる報酬と料金区分です。

・原稿料、講演料、デザイン料、工業所有権の使用料、技芸・スポーツ・知識等の教授・指導料など

請求書作成ポイント 4.領収書

領収書は、銀行振込やカードでの支払いであれば領収書はいりません。

領収書はあくまで現金で払った証明として必要になります。もし領収書を出す場合は金額をみて収入印紙の扱い方も必要になります。

請求書作成ポイント 5.印鑑

請求書に必ず印鑑を押さないといけないということはありません。しかし請求書の信頼度をあげたり改ざん防止として捺印しておくと安全です。

フリーランスの場合は普段から使用している印鑑や電子印鑑で問題ありませんが、事業用の印鑑を用意しておくと便利です。

印鑑を押す位置は、発行者の情報(個人名・住所・電話番号)に少しだけかぶるようにして捺印しましょう。

無料で使える請求書テンプレート

作成するのはとても面倒な請求書は、インターネット上で公開させれているテンプレートを使って時短して作っていきましょう。

無料の請求書テンプレートサイト 1.クラウド型業務・経営管理システム「board」

経営管理システムを運用している「board」で提供されているビジネステンプレートのページです。種類が豊富で英語の請求書にも対応しています。https://template.the-board.jp/invoice_templates

無料のテンプレートサイト 2.MISOCA

見積書・請求書など無料で1分で作成できるMISOCAです。MISOCAもシンプルなデザインから少し変わったデザインなど豊富に取り揃えています。https://www.misoca.jp/misoca_template/invoice/index.html

請求書が作成できるクラウドサービス

クラウドサービスは請求書の作成だけでなく、その他の業務まで代行してくれる便利なサービスのことです。請求書作成以外の業務も簡単にしていきたい方はぜひ参考にしてください。

無料の請求書サービス 1.MoneyForwardクラウド請求書

MoneyForwardのクラウド請求書は、無料ダウンロードもできますがサービスに登録すると郵送の業務も代行してくれるほか消費税増税の改正対応もしています。https://biz.moneyforward.com/invoice

無料のクラウドサービス 2.RaQool

請求書の管理から郵送までを簡単に行えるRaQoolは、スマホやタブレット対応なのでPCがなくても簡単に請求書を作成できます。http://raqool.com/

フリーランスの請求書まとめ

請求書は、取引を行うには必要不可欠な書類です。源泉徴収や増税に伴う軽減税率など手間になることもたくさんあります。そういった手間はテンプレートやクラウドサービスを上手に使ってやりとりがスムーズに行くように工夫していきましょう。

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岩野愛

この記事のライター

岩野愛

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