無料で始められる!RPAフリーソフト5選
RPAとは、指示した作業をパソコン内で終わらせてくれるロボットです。 すべての機能を使うことができるフリーソフトのRPAは少ないですが、体験期間中に使えるものも多いです。 今回はフリーソフトで使えるRPAを5つ紹介させてもらいます。
RPAとは?
RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)とは、指示した作業をパソコン内で自動化し、効率化させることができるソフトウェアのことです。
マニュアル化している多くの作業をRPAに任せることができます。
RPAのメリット
RPAのメリット①生産性向上
単純作業を24時間任せることができます。
作業スピードは、人間と比較して数倍から数十倍で終わらせてくれます。
単純作業していた時間をほかの仕事や休みにすることで、働き方改革につながります。
RPAのメリット②人件費削減
従業員と比較して、RPAを導入したほうが断然安く抑えることができます。
給料だけでなく、採用や教育にかかるコスト、雇用保険などもかかりませんので、コストカットにどうぞ。
RPAのメリット③ヒューマンエラーの減少
あらかじめ記録された作業を繰り返してくれるので、人的ミスを減らしてくれます。
情報流出といったリスクも抑えることができるのが魅力的ですね。
RPAフリーソフトを選ぶポイント
企業規模や作業内容によって、最適なRPAソフトが変わりますので、いくつかポイントを紹介していきます。
RPAフリーソフトを選ぶポイント①テンプレート型か開発型か
RPAには、プラグラムとAPIを使って自動化することができる開発型と専門知識がなくても自動化させることができるテンプレート型があります。
テンプレート型でも使いやすいように自動化させることができますが、開発型と比較するとどうしても自由度は下がります。
専門知識を持つ人員がいない場合、開発型の導入を外注しなければなりません。
RPAフリーソフトを選ぶポイント②デスクトップ型かサーバー型か
個人のPCにソフトをインストールするのがデスクトップ型。
サーバー型なら個人のPCにインストールせずに、どのPCからでも作業をすることができますが、一般的にデスクトップ型と比較して高価です。
RPAフリーソフトを選ぶポイント③サポート体制
サポートが十分整っているRPAだと安心できます。
海外で開発されたRPAが多いため、問い合わせをしても日本語に対応していないものが多いので、注意が必要です。
おすすめのRPAフリーソフト5選
「RPAって、お金がかかるんでしょう?」
「どのくらい効果があるのかわからないのに導入はできない」と考えている方も安心のフリーソフトを紹介させてもらいます。
完全無料で無制限に使えるソフトは少ないですが、体験版などを利用して、効果を実感してみては?
RPAフリーソフト①Sikuli
Sikuliはマサチューセッツ工科大学が開発したRPAです。
厳密には、RPAではありませんが、一番の特徴は完全に無料で商用利用ができる、という点。
無料ですべての機能が利用できるRPAはSikuliだけと言われていますし、日本で使われているメジャーなOS、WindowsやMacにも対応しています。
しかし、手順通りに操作することで作業内容を記録させる機能がないので、プログラミングをしなければならず、素人にはハードルが高いように思えます。
ほかのRPAと比較して、設定の方法などがインターネットで広く公開されているのが救いです。
現在はRaiManが引き継ぎ、SikuliXとして開発されています。
RPAフリーソフト②UWSC
「パソコン作業を自動化したいけど、プログラミングのハードルが高い」
「RPAにどれだけ効果があるのかわからないので、コストをかけられない」
という方におすすめなのが、UWSC。
無料でダウンロードできるUWSCなら、簡単なマウス操作で設定ができますし、有料版のUWSC Proでは、ウェブ用の記録ツールやデバッガが付属していたり、HTMLを利用した画面関数が使えるようになって、7,000円ほどで購入できます。
RPAフリーソフト③UiPath
UiPathは世界各国で導入実績を持つRPAで、日本を最重要拠点と考えており、日本語によるサポートを強化しています。
2018年の国内RPA市場でUiPath社が一位を獲得しているので、日本国内の実績も十分と言えます。
その特徴はなんといってもその使いやすさ。
専門知識がほとんどなくても、簡単にアプリの操作やデータ入力が自動化できるだけでなく、ほかのRPAではできないような面倒な作業も自動化することも?
ファイルの読み込みやクリック、アプリの起動と終了などの動作があらかじめ用意されているので、それをドラッグ・アンド・ドロップでつなぎ合わせることで作業内容を記録させていきます。
それだけでなく、利用するための学習環境を4つ公開しています。
UiPathの料金
UiPathでは、料金を次のように設定しています。
有料のライセンス契約をする前に、まずはトライアルライセンスを利用してみるのがいいと思います。
- 有料ライセンス
- エンタープライズ用評価版
- Community Editon
UiPathの料金①有料ライセンス
年間利用料を支払うことで、商用利用できるライセンスです。
料金は代理店によって変わりますが、1業務だけを自動化したいときは数十万円の予算が必要になります。
すべての機能と十分サポートを受けることができます。
UiPathの料金②エンタープライズ用評価版
すべての機能を試すことができる体験版です。
60日の利用期間を経たあとに、有償契約をするか決めることができます。
サポートは有償ライセンスほどではありませんが、学習環境を利用することができます。
UiPathの料金③Community Editon
個人や学生、教育機関などの一定の条件を満たす小規模事業者なら無料で利用することができます。
学習環境を利用することができますが、機能に制限がかけられており、サポートも受けることができません。
RPAフリーソフト④Robotic Crowd Agent
ブラウザとCSVファイル、スプレッドシートを使う範囲であれば、無料で一連のワークフローを完成させることができます。
最大の特徴はサーバー型のRPAということ。
Chromeの拡張機能として無料で利用することができます。
しかし、Chrome上でしか操作ができないので、Excelなどのソフトには利用できない難点があります。
製品版のRoboitc Crowdは有料ですが、2週間の体験期間中は無料ですべての機能を利用することができます。
RPAフリーソフト⑤Robo-Pat
Robo-Patは純国産のRPAソフトです。
特徴としては、社内に専門知識を持った人がいない場合でも、ソフトウェアロボットの開発ができるという点。
マウスとキーボードを操作する作業なら、すべてのソフトやブラウザ、アプリを使用でき、導入サポートも十分なのも国産ならでは。
初期費用は0円で月額利用料は12万円~利用でき、業務量に応じて利用台数を変更することもできます。
まずは1ヶ月の無料体験を利用してみてください。
RPAフリーソフトまとめ
RPAは指示した単純作業を終わらせてくれるロボットで、生産性向上やコストカットなどのメリットがあります。
個人のPCにインストールするデスクトップ型とクラウドで管理するサーバー型があります。
主なRPAとして、SikuliやUWSC、UiPathなど5つを紹介させてもらいました。
完全無料で使えるものは少ないですが、まずはお試しください。
この記事のライター
U11
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