Bizstantのワンストップサービスで、国内初のNFTアート展示会を実現
日本で初めてNFTアートを取り扱うNFT鳴門美術館合同会社が、国内で初となるNFTアート展示会を開催しました。その際にBizstantのワンストップサービスをどのように活用し、実現したのか、お話を伺ってきました。
目次
まずはNFT鳴門美術館合同会社の事業内容について教えてください。
約2年前ぐらいからNFTが流行し始めており、NFTを発行するだけのビジネスで参入しても、大手の資金力や競合には簡単には勝てないと思い、差別化を測るなら美術館だと決めてました。昨年の4月から美術館を探し始めまして、その中で「鳴門」という名称がよかったので「鳴門ガレの森美術館」の購入に至りました。2022年3月1日より「鳴門ガレの森美術館」から「NFT 鳴門美術館」へ名称変更し、美術品やアート作品に関するNFTの発行、審査、販売(一次販売)、流通(二次販売)に特化した日本発のNFT美術館としてスタートさせました。
日本で初めてNFTアートを取り扱う美術館として、NFTの価値、可能性に全ての人が触れる場を提供することを目的としています。信頼性の高い美術館という「リアルな場」が提供できるため、デジタルアートを手掛けるクリエイターやアーティストの新たな活躍を支援できると考えています。
そのコンセプトの評価を得ることができ、以前は年間20名ほどの入館者数でしたが、現在は月500名までに増えています。また、オンラインのコミュニティメンバーには国内、海外問わず、30-40代を中心に約19,000名が登録しています。
国内では初めてのNFT展示会を開催されたとのことですが、反響はいかがでしたか?
実は、美術館でNFT展示会を開催するのは、国内では初めての取り組みでした。NFTはデジタル作品なので、多くの人はデータとして保有するだけで、実際に印刷して展示する機会がありません。今回の展示会では260点ほどの展示を行いましたが、実物に印刷をして展示することの価値を体感できるいい機会となりました。
展示を見にきたメンバーとお話をする機会がありましたが、綺麗に飾っていただいてありがとうございます。なかなか美術館というオフィシャルな場所に飾れる経験も作品を展示する経験もないので、特別な体験が出来た、といった感想をもらえました。
また普段はオンラインでコミュニケーションを取っているため、展示会がキッカケで直接会ってコミュニケーションが取れる機会が作れたのも良かったと感じました。改めて、美術館を保有することでの価値について可能性を感じることのできたと思います。
今回、弊社にてNFTの展示物の印刷をサポートをさせていただきましたが、弊社へご相談いただく前に抱えていた課題はどんなものでしたか?
まず、初めてのNFTの展覧会ということもあり、どのように印刷するのかと言う点から手探り状態でした。260点のデジタルデータを展示用のパネルに印刷するわけですから、そもそもデータの点数も多い上に、サイズも向きもバラバラです。私達自身、印刷の経験もないので、印刷した時のイメージも浮かばず、仕様や工程管理も含めどこに依頼をすれば良いのか迷っていました。
弊社以外にも、他社様のサービスなどを調査・比較はされましたか?サービスを比較するうえで、重視したポイントは何でしょうか?
他社にも相談を持ちかけましたが、データ1点を複数枚印刷するのは依頼出来ましたが、260点を1枚ずつ印刷するのはコスト的にも難しいという回答でした。スポット依頼という事もあって、融通を利かせてくれるわけもなく、時間もコストも非常にかかることだけが分かりました。
もちろん、オンラインの印刷会社にも連絡はしてみましたが、260点を一つずつデータ納品する必要があるとの連絡を受けて、負担が大きい上に難易度が高いと感じました。
そんな中、御社に相談したところ、ワンストップで全てやっていただけると聞いて驚きました!データを丸投げするだけで印刷のイメージが確認できるPDFデータを作成して頂いて安心出来ました。カット等の作業も最初は自分達でやろうと考えていましたが、非常に労力がかかる事が分かり一括で依頼することができてよかったです。
今回はパネル印刷のみでしたが、印刷クオリティにも担当者全員が満足しています。
コスト面でも印刷会社へ直接依頼するのとあまり変わらなかったです。
弊社のサービスをどのように評価していただけますか?
御社はコストも安く、仕様等の細かい相談などにも非常にフレキシブルに対応していただき、なによりご担当いただいた営業の方の対応が素晴らしく、安心して依頼出来ると思いました。ワンタイムの大量の印刷などはオペレーションが大変なので、そういった機会があるところに勧めたいですね。
最後に、NFT美術館の今後の方向性について教えてください。
入場料以外の収入で美術館を運営し続けて、人類史を残す事です。
国からの補助金・助成金なしで運営できるような美術館を作らないとコロナ中で来館者が激変しているのと、せっかく展示された作品も見てもらえないので、美術館としての役割を果たせないと思いました。
日本の殆どの美術館は国の補助金で運営されていて、美術館の事業モデル自体が赤字運営となっている為、この状態を変えないと美術館における歴史を残すとか本来の目的である人類史を残すという本来の目的が果たせないです。
将来的に美術館、博物館がなくなると人類史を残す事が出来ないので、今まで生きてきた人たちの意味だったり、思いを全て潰す事になるので、今後生きていく人々のために人類史を残す事ができるという事が大事なミッションです。
この記事のライター
ビジスタント編集部
この記事へコメントしてみる
コメントは運営が確認後、承認されると掲載されます。