お見舞いメールはいつ送る?書き方やマナーを徹底解説
上司、家族、友達などにお見舞いメールを送りたいけど、いつ送ればいいんだろうと悩んだことはありませんか?体の調子も良くないだろうし、送っていいのかさえためらってしまいますよね。今回は、お見舞いメールを送る状況や書き方をシーン別にご紹介します。
お見舞いメールはいつ送る?送って良い状況は?
お見舞いメールは、けがやインフルエンザなど、病気だけではなく、自然災害や事故などにも送ることがあります。
そうなると、お見舞いメールを送る時がいずれあるかもしれませんよね。
お見舞いメールの書き方は覚えておいて損はありません。
お見舞いメールを送るタイミングですが、入院や体調が良くないときは夜は早めに就寝することが多いので、日中に送るのがいいでしょう。
また、病院では携帯電話でメールを見ることができない場合があります。病院によっては、入院患者宛てにメールを送ることができるので、入院先を確認しておきましょう。
会社の上司や取引先、家族、友達と、ビジネスやプライベートでお見舞いメールの書き方は変わってきます。
特にビジネスで上司や取引先に送る場合は気を付けなければなりません。
会社の上司や取引先にお見舞いメールを送る場合
お見舞いメールは、ビジネス上の関係を深める手段でもあります。社会人として、気配りできる人なんだなと思われることでしょう。それに、一人で病室にいるときにお見舞いメールがきたら嬉しいものです。
しかし、お見舞いメールは送ってはいけない状況もあります。
まず、送って良い場合は、休みの理由がはっきりしているときですです。例えば、「会社のレクリエーションのバスケットボールで足を骨折して全治2週間」や「インフルエンザで14日間は欠勤」など、理由が明確ですよね。
次に送ってはならない場合は、「○○部長はしばらくお休みになります」など、なぜ休んでいるか、理由がはっきりしないときです。
理由が不明確な場合は、会社の人に知られたくない理由があったり、精神的な病気などがあります。
良かれと思って送ったお見舞いメールは、相手にとっては負担になってしまうとこもあります。
このように、休んでいる理由がはっきりしないときはお見舞いメールは送らないようにしましょう。
家族や友達にお見舞いメールを送る場合
家族や友達にお見舞いメールを送る場合です。特に家族は直接お見舞いに行きたいところですが、インフルエンザなど感染の可能性のある風邪で近くに行けないことや、仕事などでなかなかお見舞いに行く時間が取れない場合もありますよね。
そんな時にメールの出番です。
家族や友達には、あまりかしこまらず、自然にメールを送るほうが良いですね。
義母や義父などに送る場合は丁寧な文章を心がけましょう。
仕事関連のメールは控える
上司や取引先が休養中なのに仕事関連のメールを送るのは失礼にあたります。
誰でも休んでいるときに仕事のメールが来たら、気が滅入ってしまいますよね。
もし、会社関連のことで聞きたいことがあった場合は、別な上司に用件を話し、社内で解決させるようにしましょう。
お見舞いメールの書き方
お見舞いメールの書き方をご紹介します。普段のビジネスメールとは異なる部分があるので、覚えておくと便利ですよ。
件名は分かりやすいように
まず、件名は一目見てお見舞いメールだと分かるようにしましょう。
「お見舞い申し上げます」がシンプルで分かりやすいですよ。
名前も入れておくとなお良いです。
件名を分かりやすくしないと、お見舞いメールだと気づかずにスルーされてしまう場合がありますので気を付けましょう。
挨拶文は省略する
通常、ビジネスメールでは「いつもお世話になっております」などの挨拶文から始まりますが、お見舞いメールの場合は、「心配で挨拶も忘れてしまった!」ということを表さなければならないので、挨拶文は省略します。
相手を気にかける「入院されたとお伺いし、突然のことに大変驚いております」などのフレーズから書くのが一般的です。
気遣う言葉を入れる
お見舞いメールの要となる部分です。
お見舞いメールの目的は、相手を励ますことです。
「早く元気になってほしい」などの言葉は、実は相手にプレッシャーになってしまうこともあるので、書いてはいけません。
病名なども、相手がさらに不安になったりする場合があるので、詳細を聞くのはやめましょう。
「追伸」や、「ますます」などは重なるイメージがあり、縁起が良くないのでお見舞いメールでは使わないようにします。
あまりプレッシャーにならず、気遣うフレーズを入れてメールを書きましょう。
「ご無理をなさっていたのではないかと心配しております」
「お大事になさってください」
「お体十分にご静養なさってください」
など上司や取引先には丁寧な文章を心がけましょう。
返信はいらない旨を書く
病院によっては携帯電話などが使えず、こちらから病院へ患者宛てにメールを送ることのみしかできなかったり、「返信しなくては」と相手にプレッシャーをかけてしまう場合があります。
体調が良くないのになおさら心配事が増えてしまっては申し訳ないですよね。
メールの最後に、返信はいらない旨を書くようにしましょう。
お見舞いメールの例文
上司宛て、取引先宛て、家族や友人宛ての3つのお見舞いメールの例文をご紹介します。
お見舞いメールの例文①上司や目上の人の場合
件名:お見舞い申し上げます(営業部 □□【名前】)
○○部長
この度○○部長がご入院されたとお聞きし、大変驚いております。
日頃よりご多忙でいらっしゃったので、ご無理をなさっていたのではないかと心配しております。
その後、ご経過はいかがでしょうか。
お仕事が気にかかるとは存じますが、今は仕事のことを忘れて、十分にご静養なさってください。
一日も早く退院なさいますことを心よりお祈り申し上げます。
尚、ご返信はお気遣いのないようお願い致します。
メールにて大変恐縮ですが、取り急ぎお見舞い申し上げます。
お見舞いメールの例文②取引先の場合
件名:お見舞い申し上げます(株式会社□□ □□【名前】)
○○○株式会社 △△部
営業部 ○○ ○○○様
株式会社□□の□□です。
この度○○様がご入院されたと聞き、大変驚いております。
その後、ご病状はいかがでしょうか。
日頃から多忙なご様子を拝見しておりましたため、ご心労も多々おありであろうかと存じますが、お体の回復を第一に、一日も早く退院なさいますことを心からお祈り申し上げます。
尚、ご返信はお気遣いのないようにお願い致します。
メールにて大変恐縮ですが、取り急ぎお見舞い申し上げます。
お見舞いメールの例文③家族や友達の場合
件名:調子はどうですか?
△△、調子はどうかな?
今朝、母から△△が入院したと聞いてとてもびっくりしました。
毎日忙しく、疲れが溜まっていたのかもしれないね。
この機会にゆっくり休んでね。
近いうちにお見舞いに行くから、欲しいものがあったら教えてね!
病院はあまりすることがないだろうし、退屈な時はいつでも連絡してね。
○○より
お見舞いメールをもらったらどうする?
もし、自分がお見舞いメールをもらった場合は、返信はするようにしましょう。
体調が良くなった時で大丈夫ですよ。
風邪やインフルエンザで高熱の時や、骨折してメールを上手く打てないなど、あまりにも体調が良くないときは無理して返信する必要はありません。
お見舞いメールをくれた相手に「連絡してくれてありがとう」「心配してくれてありがとう」と、感謝の気持ちを伝えましょう。
お見舞いメールまとめ
いかがでしたか?お見舞いメールはビジネスでもプライベートでも、早く治ってほしい、元気になってほしい気持ちを気遣う文章で伝えることができます。
送る前に本当に送っていいのかよく考えて、送れるようであれば、お見舞いメールを送って少しでも相手を勇気づけましょう!
この記事のライター
ゆり
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